増大号 極める!呼吸機能検査 患者を診る力が成功のカギ
4章 フローボリューム波形と患者状態から読み解く失敗例とその対応(努力肺活量測定)
呼出してすぐやめてしまう
清水 康平
1
1東邦大学医療センター大森病院臨床生理機能検査部
キーワード:
検査理解
,
呼吸苦
Keyword:
検査理解
,
呼吸苦
pp.216-217
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.030126110530020216
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原因分析
努力肺活量(forced vital capacity:FVC)測定をピークフロー測定と誤認してしまい,ピークフローが出た段階でやめてしまうことが原因であることが多い.一方で,呼吸苦によりすぐに吸ってしまうこともある(図1).
また,ノーズクリップが取れてしまって吸ってしまう(図2),もしくはマウスピースを放してしまうこともある.
*本論文中、[▶動画]マークにつきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2028年2月29日まで)。
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