特集 腎臓病診療の“イマ”を日本のトップランナーに聞いてみた
各論 特定の腎疾患とその治療
造影剤腎症(ヨード,ガドリニウム)の最近の考え方を教えてください
耒田 善彦
1,2
1沖縄県立中部病院腎臓内科
2現・グラクソスミスクライン株式会社メディカルアフェアーズ
キーワード:
造影剤腎症
,
contrast-induced acute kidney injury
,
CI-AKI
,
contrast-associated acute kidney injury
,
CA-AKI
,
腎性全身性線維症
,
NSF
Keyword:
造影剤腎症
,
contrast-induced acute kidney injury
,
CI-AKI
,
contrast-associated acute kidney injury
,
CA-AKI
,
腎性全身性線維症
,
NSF
pp.133-137
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630010133
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Point
◎ヨード造影剤が“原因(因果関係)”として起こるcontrast-induced acute kidney injury(CI-AKI)とヨード造影剤投与後の腎機能悪化であるcontrast-associated acute kidney injury(CA-AKI)は別の疾患概念である.
◎腎機能異常のある患者におけるヨード造影剤を使用した検査は,検査の適応があり代替検査がない場合,もしくは治療方針にかかわる検査と判断される場合は腎機能の値にかかわらず実施することを考慮する.
◎MRI検査におけるガドリニウム造影剤使用時の腎性全身性線維症(NSF)のリスクは,安全性の高いクラスの造影剤であれば頻度は非常に低いと考えてよい.
◎ヨード,ガドリニウム造影剤は従来に比べると比較的安全に使えるエビデンスが蓄積されてきてはいるが,薬剤であることを忘れずにベネフィットとハームのバランスを常に考える.

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