特集 スクリーニング血液検査の素朴な“?”から始める“深み”のある日常診療
健診異常
梅毒検査陽性! どうしたらいい?
中村 雄介
1
,
前田 正
1
,
佐々木 陽典
1
1東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センター(内科)
キーワード:
RPR法
,
TPHA法
,
早期/後期梅毒
,
神経梅毒
Keyword:
RPR法
,
TPHA法
,
早期/後期梅毒
,
神経梅毒
pp.708-712
発行日 2025年4月10日
Published Date 2025/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620050708
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Point
◎TPHA陽性は,梅毒感染の既往または現在の感染を示唆している.
◎STS(RPRやVDRL)陽性は,活動性の感染または治療後の抗体残存を反映する指標である.
◎結果が陽性の場合,偽陽性の可能性を排除するため追加検査が必要である.
◎若年で性的活動にアクティブな場合は,そのほかの性感染症も同時に検索する.

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