連載 Clinical Exercise・221
Q考えられる疾患は何か?
酒井 貴史
1
1大分大学医学部皮膚科学講座
pp.7-8
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002149730800010007
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■症 例■
患 者:87歳,女性
家族歴:特記すべき事項なし.
既往歴:2型糖尿病,高血圧症,骨粗鬆症,陳旧性脳梗塞
原病歴:8か月前から上肢に瘙痒性皮疹が出現し,全身に拡大.複数の皮膚科医院にて抗ヒスタミン薬やステロイド外用剤等で加療されるも難治であり,特に瘙痒に伴う夜間不眠に悩まされていた.当院皮膚科を紹介され,精査,加療目的にて入院となった.
現 症:初診時,顔面を除くほぼ全身に大豆大までの,一部痂皮を伴う暗赤色の丘疹,紅斑,結節および色素沈着を多数認めた(図1a,b).初診時,上腕に1か所のみ,米粒大の水疱を認めた(図1c).入院時には,足背にも大豆大の水疱を認めた(図1d).
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