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コウノメソッドでみる 認知症処方セレクション 第2版

コウノメソッドでみる 認知症処方セレクション 第2版
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筆頭著者 河野 和彦 (著)

名古屋フォレストクリニック院長

日本医事新報社

電子版ISBN 978-4-7849-6632-5

電子版発売日 2018年4月23日

ページ数 288

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-7849-4360-9

印刷版発行年月 2018年3月

DOI https://doi.org/10.24542/9784784943609

書籍・雑誌概要

●認知症診療30年の経験から編み出された認知症治療体系「コウノメソッド」シリーズ“処方編”の最新版! 初版刊行から4年の進歩を盛り込みパワーアップ!
●新規項目として近年注目される認知症と大人のADHD(発達障害)の見分け方・治療法を盛り込みました!
●認知症を伴う神経難病の歩行障害に対する新しい点滴療法「コウノカクテル」も紹介しています。
●「処方はmg単位まで公開」という実践重視のコウノメソッドにおける全68の改善症例の処方詳細がこの一冊に!

目次

Ⅰ 総説─診断のありかた
Ⅱ 改善症例集
1 treatable dementia
 CASE 1 甲状腺機能低下症によってtreatable dementiaを生じた例
 CASE 2 レビー小体型認知症に正常圧水頭症を合併した例
 CASE 3 レビー小体型認知症(第3期)に正常圧水頭症を合併した例
 CASE 4 ピック病に正常圧水頭症(手術例)を合併した例
2 アルツハイマー型認知症
 CASE 5 チアプリド(抑制系薬剤)単剤で素行が改善した例
 CASE 6 興奮系薬剤が奏効した陰証患者の例
 CASE 7 中核薬2種の最低用量カクテル処方で改善した例
 CASE 8 ドネペジル中止により改善した例
 CASE 9 脳梗塞に隠されたアルツハイマー型認知症にドネペジルが奏効した例
 CASE10 アルツハイマー型認知症に起きた脳血管性うつ状態が改善した例
 CASE11 アマンタジンとシチコリン注射で改善したアパシーの例
 CASE12 抗うつ薬の中止とフェルラ酸含有食品が回復に寄与した例
 CASE13 シチコリン注射とリバスチグミンで改善した混合型認知症の例
 CASE14 リバスチグミンとフェルラ酸含有食品で栄養障害が改善された混合型認知症の例
 CASE15 超高齢者の食欲不振にスルピリド50mgが著効した例
3 前頭側頭葉変性症
 CASE16 クロルプロマジン前投薬で検査に応じるようになった例
 CASE17 ドネペジルが運動常同を引き起こしていたピック病の例
 CASE18 ドネペジル中止で翌日から徘徊が消えたピック病の例
 CASE19 ピックセット+αの薬剤によって陽性症状が抑えられた例
 CASE20 ク エチアピンで大声が減り,抑制系薬剤のみで長期間維持しているピック病の例
 CASE21 ピックセットで病的なこだわりが消えた例
 CASE22 CDPコリンがアパシー,歩行の改善に寄与した意味性認知症の例
 CASE23 ガランタミン4mgで活発になったFTD-MNDタイプの例
 CASE24 ド ネペジル減量,メマンチン中止で疎通性が改善した重度意味性認知症の例
 CASE25 デュロキセチンで入院を回避できた重度意味性認知症の例
 CASE26 重度意味性認知症にガランタミンとメマンチンが著効した例
 CASE27 初診から3年半後にHDS-Rが3点上昇した意味性認知症の例
 CASE28 メ マンチンとフェルラ酸含有食品が著効した重度進行性非流暢性失語の例
 CASE29 リバスチグミンが大脳皮質基底核変性症の歩行を改善した例
 CASE30 リバスチグミンで進行性核上性麻痺が改善した例
 CASE31 強いすくみ足が長期先行する進行性核上性麻痺の歩行が3週間で改善した例
 CASE32 進行性核上性麻痺に生じた薬剤性ジスキネジアを4カ月半で改善させた例
 CASE33 進行性核上性麻痺のアパシー改善にN-アセチルシステインが寄与した例
 CASE34 歯状核赤核淡蒼球ルイ体萎縮症の歩行が30分で改善した例
4 レビー小体型認知症
 CASE35 抑肝散のみで集中力が増し,相手の目を見るようになった例
 CASE36 ドネペジル1mgで十分な改善がみられた例
 CASE37 ドネペジル,リスペリドンの中止で体幹の傾斜が改善した例
 CASE38 混合型認知症の「レビー化」への対応を敏速に行うことができた例
 CASE39 うつ病と診断されたレビー小体型認知症がリバスチグミンで改善した例
 CASE40 抗精神病薬により衰弱したレビー小体型認知症が胃瘻抜去に至った例
 CASE41 パーキンソン病治療薬を整理して大幅な改善がみられた例
 CASE42 リバスチグミンを中心とした複数薬剤の微量投与で改善した例
 CASE43 リバスチグミンの“9mgピーク”がみられた例
 CASE44 メマンチンの最低用量(5mg)が著効した例
 CASE45 カクテル処方で歩行も表情も別人のようになったLPCの例
 CASE46 カクテル処方により施設長と間違えられるほど改善した例
 CASE47 ドネペジル中止とパーキンソン病治療薬の整理で徐々に改善した例
 CASE48 パーキンソン病治療薬を減量して速やかに改善した例
 CASE49 ドネペジル中止でDBCスコアが満点近くまで改善した例
 CASE50 “食欲セット”とシチコリン注射1回で食欲が改善した例
 CASE51 頻回のシチコリン注射で歩行が可能になった例
 CASE52 シチコリン注射とフェルラ酸含有食品で経口摂取が可能になった例
 CASE53 点滴が無効だったレビー小体病にサプリメントが寄与した例
5 その他の認知症
 CASE54 脳血管性認知症から軽度認知障害に改善した例
 CASE55 脳血管障害後の認知症にルンブルクスルベルス含有食品が寄与した例
 CASE56 交通事故後遺症からの回復にフェルラ酸含有食品が寄与した例
 CASE57 LPCに似た石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病が改善した例
 CASE58 フェルラ酸含有食品が脳炎後認知症の改善に寄与した例
 CASE59 リバスチグミンにより歩行・易怒が改善した筋強直性ジストロフィーの例
6 認知症と誤診しやすい精神疾患
 CASE60 1年半の誤診の後に注意欠如・多動性障害と診断し,改善が得られた例
 CASE61 抗うつ薬減量で回復した双極性障害による仮性認知症の例
 CASE62 統合失調症に家族性アルツハイマー病を合併した例
 CASE63 低用量で治療薬を再開して著効に至った注意欠如・多動性障害の例
 CASE64 注意欠如・多動性障害とレビー小体型認知症が合併した例
 CASE65 ウルトラマラソン参加が症状のひとつだった注意欠如・多動性障害の例
 CASE66 側頭葉てんかんが制御されたことで認知機能が改善した例
 CASE67 知的障害(非自閉)に合併したFTD-FLDタイプの素行が改善した例
 CASE68 レビー小体型認知症と誤診していた非定型うつ病の例
Column
 ガランタミンの副作用対策
 ドネペジルの副作用
 危険をはらむドネペジルの高用量処方
 春という季節と認知症の傾眠について
 うつ状態とアパシー
 前頭側頭型認知症(FTD)の分類
 ガランタミンの8mg+8mgは危険域を超えている
 テレビ番組から学ぶ
 リバスチグミンのかぶれ対策
 栄養改善は高齢者医療の基本
 認知症と発達障害の薬剤反応性は釣鐘状
 レビー・ピック複合(LPC)の定義
 全国で頻発する嘱託医問題
 患者の写真を撮る必要性
 時計描画テストの研究
 パーキンソン病治療薬だけで歩行を改善させようと思ってはならない
 頭の隅に入れておくべきこと─認知症と誤診しやすい疾患
 絶対に見逃してはならない注意欠如・多動性障害
 注意欠如・多動性障害の除外はできていますか?
付録
索引
あとがき

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