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薬物動態の基礎

はじめての薬物速度論

はじめての薬物速度論
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筆頭著者 加藤 基浩 (著)

中外製薬株式会社

南山堂

電子版ISBN 978-4-525-98187-7

電子版発売日 2016年6月6日

ページ数 117

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-525-72721-5

印刷版発行年月 2015年4月

DOI https://doi.org/10.15104/9784525727215

書籍・雑誌概要

薬物速度論をはじめて学ぶ人にも取っ付きやすいよう分かりやすい具体的なたとえ話で解説された入門書.平易な言葉を用いて確実な理解に導ける,まさに“目から鱗を落とす”きっかけとなる一冊である.薬学生,大学院生は勿論,薬剤師,製薬企業の動態研究者やメディシナルケミスト,薬理学者,製剤学者の方にもぜひ読んでいただきたい.

目次

推薦の序
はじめに
略語表

第1章 薬物動態
  1.1 薬物動態と薬物速度論
  1.2 薬物速度論はなぜ必要か

第2章 速度論への入り口
  2.1 身近な現象を速度論で
   2.1.1 モデルケース1  寄せ鍋
   2.1.2 モデルケース2  生け簀
   2.1.3 モデルケース3  空気清浄機
  2.2 動物・ヒトでの消失

第3章 速度論の基本
  3.1 速 度
  3.2 0次,1次速度
  3.3 半減期
  3.4 クリアランスと分布容積
  3.5 ここで再び半減期

第4章 コンパートメントモデル
  4.1 コンパートメントモデル
  4.2 1-コンパートメントモデル
   4.2.1 1-コンパートメントモデル(静脈内急速投与)
   4.2.2 クリアランスとの関係
   4.2.3 半減期の求め方
   4.2.4 解析例(静脈内投与)
   4.2.5 0次吸収1-コンパートメントモデル(静脈内持続投与)
   4.2.6 1次吸収1-コンパートメントモデル(経口投与)
  4.3 2-コンパートメントモデル
   4.3.1 2-コンパートメントモデル(静脈内急速投与)
   4.3.2 分布容積
   4.3.3 1次吸収2-コンパートメントモデル(経口投与)
  4.4 その他のコンパートメントモデル
  4.5 最小2乗法
  4.6 おわりに

第5章 モデルを使わない解析
  5.1 モデルを使わない解析
  5.2 モーメント解析
   5.2.1 モーメント解析
   5.2.2 AUC(血漿中濃度-時間曲線下面積)
   5.2.3 MRT(mean residence time;平均滞留時間)
   5.2.4 クリアランスと分布容積
   5.2.5 モーメント解析による吸収評価
  5.3 デコンボリューション法

第6章 生理学的モデル
  6.1 生理学的モデル
  6.2 タンパク結合
  6.3 臓器クリアランス
  6.4 肝クリアランス
   6.4.1 Well-stirred モデル
   6.4.2 Parallel tube モデル
  6.5 腎クリアランス
  6.6 固有クリアランス
  6.7 分布容積
  6.8 経口クリアランス
  6.9 おわりに

第7章 線形動態,非線形動態
    3つの解析法で解析してみましょう
  7.1 線形動態
  7.2 非線形動態
  7.3 薬物動態評価・予測と解析法

第8章 医療関係者へ
  8.1 添付文書の読み方
  8.2 効果と半減期と蓄積性
  8.3 予測式を使わない予測法(反復投与)
  8.4 薬物間相互作用
  8.5 ポピュレーションファーマコキネティクス

第9章 創薬担当者へ
  9.1 創薬担当者へ
   9.1.1 早いと速い
   9.1.2 バイオアベイラビリティ
   9.1.3 In vitroでの肝固有クリアランスの求め方
   9.1.4 半減期
   9.1.5 組織移行性
  9-2 薬効・毒性担当者へ
   9.2.1 In vitroとin vivo の有効濃度
   9.2.2 PK/PD解析(TK/TD)
  9.3 物性・製剤担当者へ

第10章 補 講
  補講1 ラプラス変換
  補講2 なぜ,Vdβの方がVssよりも大きいのか
  補講3 反復投与の解析・予測

おわりに

参考図書
式一覧
索 引