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日常診療に潜むクスリのリスク

臨床医のための薬物有害反応の知識

日常診療に潜むクスリのリスク
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筆頭著者 上田 剛士 (著)

医学書院

電子版ISBN 978-4-260-63016-0

電子版発売日 2017年5月29日

ページ数 164

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-260-03016-8

印刷版発行年月 2017年4月

DOI https://doi.org/10.11477/9784260630160

書籍・雑誌概要

市販されている薬剤は実にたくさんあるが、一般臨床医がよく遭遇する薬剤と薬物有害反応の組み合わせには決まりがある。本書では、頻度の高い薬物有害反応を取り上げ、特によく処方される薬剤を中心にエビデンスに基づいてわかりやすく解説。また、薬物有害反応を頭では理解していても、医師や患者が「念のためのクスリ」を求めることは稀ではないことから、薬物有害反応が減らない理由を心理学的な観点からも取り上げた。

目次

薬を処方する前にぜひ知っておいてほしいこと
 I.日常診療に潜む危機
  よく使う薬だからこそ,よく知らなければならない
  薬物の副作用はどれほど日常診療に潜んでいるのか
  いかなる症候でも薬物の副作用の可能性を考えるべき
  高齢者は薬物副作用のハイリスク群
  ポリファーマシー
  処方の連鎖
  ポリファーマシーは薬剤の効果も下げうる
   column 1 薬が良いものと信じ込む3つの理由

 II.なぜ「風邪に抗菌薬」がいまだになくならないのか?
  抗菌薬処方を減らせ!
  風邪に抗菌薬は効くのか?
  抗菌薬を不適切に処方してしまう理由
  医師への教育手段
  監視システムでは管理できない?
  効率のよいシステム
  患者からの要望で抗菌薬を処方?!
  患者教育の必要性
   column 2 いかなる薬剤も安定剤代わりに処方するな

各論
 1.薬剤による浮腫
 2.高Ca血症
 3.ジギタリス中毒
 4.テオフィリン中毒
 5.気管支喘息患者に安全な薬剤
 6.高齢者に対する向精神薬
 7.薬剤による消化管出血
 8.意外に多い?! PPIの副作用
 9.薬疹
 10.薬剤熱
 11.薬剤性肺炎
 12.薬剤性肝障害
 13.薬剤性血球減少

索引