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雑誌
精神療法 増刊第12号
アディクション支援のフロントライン
金剛出版
電子版ISBN 978-4-7724-9721-3
電子版発売日 2025年6月2日
ページ数 298
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7724-2108-9
印刷版発行年月 2025年6月
書籍・雑誌概要
アディクション支援のフロントライン 最近の四半世紀で登場したさまざまな治療法や支援実践、また各職種や当事者の試みなどを紹介し、新たな臨床上の課題を整理する。
目次
Ⅰ アディクションに対する心理社会的支援 総論
今あらためて問う,「アディクションとは何か?」
1)支援者の課題
1.アディクション支援における偏見―私たち支援者はいったい何と戦わされているのか
2.専門職支援者はいかにあるべきか―孤立無援だったACE(逆境的小児期体験)サバイバーのオピニオン
2)さまざまな心理療法
1.依存症心理療法総論
2.SMARPPとは本来何なのか?
3.CRAFTの考えを応用した依存症家族支援
4.マッピングを用いた依存症治療
5.マインドフルネスを活用した依存症再発防止プログラム
6.女性のためのリカバリー・プログラムSeRA(Seeking to Recover from Addiction)
7.依存症専門作業療法プログラム「Real生活プログラム」
8.依存症に対する治療共同体エンカウンター・グループの実際と意義
9.依存症に対する運動療法の実際と意義
10.心理支援提供主体としてのAI―「軽さ」ゆえの強みと弱み
3)さまざまな心理社会的支援
1.併存性障害・重複障害を抱える者にリカバリー支援を提供するためのEBPツールキット(ITCOD:Integrated Treatment for Co-Occurring Disorders)について
2.民間回復施設「ダルク」での依存症回復支援の実際3.ODでも覚醒剤や大麻でも,社会のウラ側で尊重されること―ハームリダクション実践のはじまり・いま・これから
4.ハウジングファースト―トラウマとアディクションからの回復のための安全な居場所
5.自分流の自助グループ作りのすすめ
Ⅱ 物質使用症
1)アルコール
1.一般診療科におけるアルコール問題の評価・介入・支援―SBIRTSとは何か?
2.今日のアルコール使用症治療―断酒治療と減酒治療
3.ストロング系アルコール飲料は本当に危険なのか?
4.アプリを用いた飲酒量低減治療の研究開発と社会実装
2)覚醒剤
1.医療機関における覚醒剤使用症の外来治療
2.HIV感染症を併存する覚醒剤使用症の支援―Chemsexに対するハームリダクションの可能性
3.更生保護施設における薬物依存者支援における退所後の地域連携について
4.刑事司法と地域精神保健をつなぐ地域支援システム―Voice Bridges Project
5.わが国の大麻政策の課題と大麻使用症治療の実際
3)医薬品
1.ベンゾジアゼピン受容体作動薬使用症の治療
2.医療用麻薬の不適切使用に対する治療
3.十代における市販薬の乱用,依存―当院における実践
4.救命救急センターにおける医薬品過剰摂取に対する介入
5.医薬品乱用当事者に対する新しい自助グループの試み「OD倶楽部」
Ⅲ 嗜癖行動症
1.ギャンブル障害の治療―医療機関にできることとすべきこと
2.精神保健福祉センターにおけるギャンブル行動症への介入
3.ゲームの問題を抱える子どもたちの治療と回復支援―ゲームで繋がる子どもたち
4.インターネット依存に対する心理療法
5.eスポーツ活動とゲーム行動症
6.性加害行動アディクションに対する心理療法
7.クレプトマニアからの回復に必要なこと
Ⅳ 座談会
アディクション支援―この四半世紀で変わったものと変わらないもの
松本俊彦(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部)・信田さよ子(原宿カウンセリングセンター)・大嶋栄子(NPO法人リカバリー)