書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
筆頭著者 園部 俊晴 (著)
コンディション・ラボ所長、理学療法士
運動と医学の出版社
電子版ISBN
電子版発売日 2024年9月2日
ページ数 111
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-904862-67-4
印刷版発行年月 2024年6月
書籍・雑誌概要
『3年も悩んだ首の痛みがあっけなく改善した!』
数多くの著名人・プロアスリートを治療している治療家、
園部俊晴が首の悩みの4つの原因と解決方法を紹介!
首の痛みの原因組織は4つある
「首の痛みの原因組織」は90%が、次の4つにあてはまります。
皮膚(浅層筋膜)
筋膜(深層筋膜)
筋
椎間関節(関節包・靭帯)
こう説明されると、「私のこのつらい痛みの原因が、たった4つのどれかなの?」と思う方もいるかもしれません。とくに、「痛みの原因は皮膚にあった」と聞かされると、驚く方がほとんどです。ですが、皮膚が痛みの原因組織であるケースは意外と多いのです。皮膚といっても、皮膚の表面ではなく、正しくは「浅層筋膜」のことです。ただ、一般的には皮膚と表現したほうがわかりやすいので、本書では「皮膚」としています。
そして、その下にある筋膜(深層筋膜)や筋が原因の方も結構います。さらに、椎間関節を入れると、痛みの90%がこの4つに収まります。というのも、この4つの組織にアプローチをすると、その場で首の痛みが明らかに改善する患者さんが多いからです。ただここで1つ、お断りしておきたいことがあります。最後にあげた椎間関節ですが、これは患者さんが自分でチェックしたり治療したりすることができません。
ですから本書では、それ以外の3つの組織(皮膚、筋膜、筋)について、自分でチェックする方法と改善方法をお伝えしていきます。「せっかくなら、椎間関節についても教えてくれればいいのに」と思う方もいるかもしれません。でも、3つが原因となるケースが多いので、それを知るだけでも、あなたがずっと悩んでいる首の痛みが解消する確率は、ぐっと高くなるはずです。
■こんな人にオススメ
首の痛みに長年悩んでいる。
「頸椎症」、「頸椎椎間板ヘルニア」などの首の診断名を受けた人。
いろんな病院や整体院に言ったが症状が改善しなかった人。
首の痛みの本当の原因を知りたい人
目次
【Chapter1 首の痛みの本当の原因って何?】
■病名は痛みの真の原因を表すものではない
・首のどこが痛いのかを示す病名ではない
・むち打ち症とは何か
■「首の痛み」とはどこを指すのか
・医学的な意味よりも広い範囲の痛みを訴える
・痛みの「原因組織」を探せ
■首の痛みの原因組織は4つある
・自分でチェックできるのは皮膚、筋膜、筋
■痛みの原因がレントゲンに写らない理由
・レントゲンには骨しか写らない
・薬は痛みの原因にアプローチしているわけではない
【Chapter2 首の痛みのセルフチェック │ 皮膚】
■倒すべき敵の1つは、「皮膚」
・「この首の痛みの原因が皮膚なの?」
■《体験談》3年も悩んだ首の痛みがあっけなく改善した!
・年間も悩まされた首の痛み
・首の痛みがどんどん軽減していった
■痛みの種類と範囲
・患者さんは痛みを表面では感じていない
・どことは言えないけど痛い
■セルフチェックの手順
・痛みを誘発する
・皮膚を動かして痛みが変化するかを確認する
■皮膚による首の痛みのセルフチェック方法
・痛い範囲のところの皮膚を動かす
・軽くさわって皮膚を動かす
■園芸用のゴム手袋を用いるメリット
・皮膚を動かすときは圧力をかけない
【Chapter3 首の痛みのセルフチェック │ 筋膜】
■《体験談》「反る」と首が痛む原因は筋膜にあった
・痛みの出ている筋膜は粘り強い
■痛みの範囲が広く、場所がはっきりしない
・痛みは首のやや中央より外側が多い
■セルフチェックの手順
・痛みを誘発する
・脂肪層の浮きあげで痛みが変化するか
■筋膜による首の痛みのセルフチェック方法
脂肪層を浮きあげる
【Chapter4 首の痛みのセルフチェック │ 筋】
■痛みの場所をはっきり言えるときは、筋肉が原因かも
・痛みの箇所がはっきりしている
■痛みを起こしやすいのはどの筋肉?
・おもに3つのパートに分かれる
■セルフチェックの手順
・痛みを誘発する
・筋の収縮と伸張を行って痛みが変化するかを確認する
■後頭下筋群による首の痛みのセルフチェック方法
・後頭下筋群のマッサージを行う
■多裂筋と半棘筋による首の痛みのセルフチェック方法
・痛みが変化するかどうかを見る
■僧帽筋と肩甲挙筋による首の痛みのチェック方法
・頭頂に手を当てて前に伸ばす
■ストレートネックの問題点
・ストレートネックは首や肩のこり・痛みの原因
【Chapter5 首の痛みのセルフケア】
■痛みの原因組織が皮膚の場合のセルフケア
・皮膚の滑走
・乾布摩擦
・周辺の筋肉の収縮と伸張
・マッサージガン
・肩甲骨まわし
■痛みの原因組織が筋膜の場合のセルフケア
・脂肪層の浮きあげ
・乾布摩擦
・周辺の筋肉の収縮と伸張
・マッサージガン
・肩甲骨まわし
■痛みの原因組織が筋の場合のセルフケア
・後頭下筋群
・多裂筋と半棘筋
・僧帽筋と肩甲挙筋