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理学療法41巻5号
エビデンスも活用した脊柱疾患患者に対する理学療法ケーススタディ
メディカルプレス
電子版ISBN
電子版発売日 2024年6月18日
ページ数 96
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-910614-39-7
印刷版発行年月 2024年6月
書籍・雑誌概要
エビデンスも活用した脊柱疾患患者に対する理学療法ケーススタディ 安全で効果的な理学療法を実践していくためには、
「①理学療法士の臨床能力」、「②施設の設備や環境」に,「③質の高い臨床研究の検証結果であるエビデンス」“も”加えて基本的な方針を立案し、「④対象者の意向や価値観」との折り合いを取りながら臨床的な方針を判断していくという根拠に基づく実践(evidence-based practice:EBP)の概念と手法を展開していくことが重要となります。
2020年の理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則の改正により、実習生が診療チームの一員として加わり、臨床実習指導者の指導・監督の下で「診療参加型臨床実習」を行うというスタイルの推奨・導入が始まっています。これにより、改正前のように同じ対象者を同じ実習生がサポートを続け全体像を捉えるという経験、つまり理学療法を展開する思考過程を学ぶ機会が少なくなり、他職種とのカンファレンスなどにおける対象者を中心としたゴール設定に難渋する若手理学療法士も多いのではないかと感じます。
そこで本特集では、上記の「診療参加型臨床実習」で不足しがちな視点を学ぶ機会を提供するという観点も含めて、症例の状況を総合的に勘案した上でのEBPの具体的な進め方についてケーススタディを通して学ぶ機会を提供することを目的として解説していただきます。
目次
エビデンスも活用した脊柱疾患患者に対する理学療法の進め方の要点
【伊藤俊一,遠藤達矢】
エビデンスも活用した頚椎症患者に対する理学療法ケーススタディ
【千葉弘樹,高﨑博司】
エビデンスも活用した脊髄損傷患者に対する理学療法ケーススタディ
【菊地 惇】
エビデンスも活用した成人脊柱変形患者に対する理学療法ケーススタディ
【遠藤達矢,伊藤俊一,佐藤圭汰,三浦拓也】
エビデンスも活用した腰椎分離症患者に対する理学療法ケーススタディ
【杉浦史郎,高田彰人,西川悟】
エビデンスも活用した腰椎椎間板ヘルニア患者に対する理学療法ケーススタディ
【宮城島一史,石田和宏,百町貴彦】
エビデンスも活用した腰部脊柱管狭窄症患者に対する理学療法ケーススタディ
【三浦拓也,遠藤達矢,伊藤俊一】
エビデンスも活用した非特異的腰痛患者に対する理学療法ケーススタディ―筋・筋膜性腰痛を中心に
【成田崇矢】
● 講 座
知覚・認知と運動制御24―知覚・認知と運動制御:基礎から臨床へ
【上原信太郎】