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PT・OTのための 嚥下・栄養マネジメント
明日から役立つ臨床の要点
筆頭著者 糸田 昌隆 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2022年3月28日
ページ数 200
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-4561-7
印刷版発行年月 2017年9月
書籍・雑誌概要
リハ室や地域で接する高齢者の多くは,サルコペニア・フレイル,摂食・嚥下障害や誤嚥性肺炎など栄養・代謝の問題を抱えている.リハ現場ではその効果や予後に大きく影響する嚥下・栄養マネジメントの知識・技術が必須となっている.本書では,この分野の第一線で活躍する歯科医・リハ医・管理栄養士・リハ関連職種の執筆陣により,理学・作業療法士が積極的に栄養・代謝障害マネジメントを行うために必要な知識と技術を解説する.
目次
I 嚥下基礎編
1 高齢者,摂食・嚥下障害,そして誤嚥性肺炎
1. 高齢者誤嚥性肺炎の背景
2. 高齢化の現状とリハビリテーション医療の重要性(医療パラダイムシフト)
3. 高齢者における摂食・嚥下障害と誤嚥性肺炎の問題
4. 摂食・嚥下障害のリハビリテーションの基礎知識
5. サルコペニアなどによる摂食・嚥下障害,誤嚥性肺炎の新たな概念
2 嚥下のメカニズム
1. 摂食・嚥下運動とは
2. 摂食・嚥下の解剖
3. 摂食・嚥下に関する神経制御機構
4. 摂食・嚥下のモデル
5. まとめ
3 嚥下障害のスクリーニングツール,検査と診断
1. 摂食・嚥下障害の検査法
2. 身体所見
3. 摂食場面の観察
4. 主なスクリーニング検査
5. 特殊な機器を用いた検査法
II 栄養基礎編
1 栄養の基本的知識と栄養評価・管理のポイント
1. 高齢者と栄養
2. エネルギー代謝
3. タンパク質
4. 脂 質
5. 糖 質
6. ビタミン
7. ミネラル
2 運動に必要な栄養の知識
1. 運動と栄養
2. エネルギー
3. タンパク質
4. 糖質と脂質
5. ビタミン
6. ミネラル
7. 水 分
8. 筋肉・骨作りのための高タンパク質・糖質の間食
III 実践編
1 口腔ケアとそのエビデンス
1. リハビリテーションと口腔ケア
2. 口腔ケアとは
3. 口腔ケアのターゲット(標的)と口腔ケアの効果的手技
4. 医療施設・介護施設における口腔ケアの目的の変化
5. 口腔ケアのエビデンス
2 フレイル,サルコペニアと嚥下機能
1. フレイル
2. サルコペニア
3. サルコペニアの摂食・嚥下障害
4. 嚥下機能
3 誤嚥性肺炎予防のためのアプローチと肺炎後のリハビリテーション
1. 誤嚥性肺炎予防への取り組み
2. 誤嚥性肺炎の原因
3. 誤嚥性肺炎を防ぐには─予防のためのアプローチ
4. 肺炎の治療
5. 肺炎後のリハビリテーション
4 摂取エネルギーから考える理学療法・作業療法の
適応と強度設定
1. 栄養状態の把握
2. 栄養状態と活動レベルの設定
3. 理学療法・作業療法の適応と強度
5 呼吸管理と嚥下:咳嗽,排痰
1. 咳 嗽
2. 排痰法
6 環境設定を考慮した嚥下に対するアプローチ
1.「嚥下」における環境設定の考え方
2. 嚥下における環境設定
7 嚥下障害に対する筋力トレーニング
1. 筋の構造と筋収縮特性
2. 筋線維タイプとその特性
3. 筋線維の動員様式
4. 筋収縮様式
5. 筋力トレーニングの原則と方法
6. 筋力の評価および関連指標の評価
7. 舌および舌骨上筋群の筋力トレーニング方法
IV 摂食・嚥下障害を合併する患者に対する理学療法・作業療法の実際
1 脳卒中ー理学療法アプローチ
1. 脳卒中における嚥下障害の病態・臨床徴候−理学療法士の視点から
2. 脳卒中に対する一般的な嚥下障害対策・管理
3. PTの専門性をどのように活かすか
2 脳卒中ー作業療法アプローチ
1. 脳卒中における嚥下障害の病態・臨床徴候−作業療法士の視点から
2. 脳卒中に対する一般的な嚥下障害対策・管理
3. OTの専門性をどのように活かすか
3 COPD
1. COPDにおける嚥下障害の病態・臨床徴候
2. COPDに対する一般的な嚥下障害対策・管理
3. PT・OTの専門性をどのように活かすか
4 神経難病
1. ALSにおける嚥下障害の病態・臨床徴候
2. ALSに対する一般的な嚥下障害対策・管理
3. PT・OTの専門性をどのように活かすか
5 廃用症候群
1. 廃用症候群における嚥下障害の病態・臨床徴候
2. 廃用症候群に対する一般的な嚥下障害対策・管理
3. PT・OTの専門性をどのように活かすか
索 引