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認知症の標準的解釈とリハビリテーション介入
筆頭著者 金谷 さとみ (著)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2022年2月14日
ページ数 172
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-4555-6
印刷版発行年月 2017年5月
書籍・雑誌概要
長年,認知症に向き合い奮闘してきた著者により,そのリハビリテーション介入における基礎知識から臨床実践を詳細に解説.治療効果が現れにくいとされる認知症のリハビリテーションに悩むセラピストが求める情報が体系的に網羅されている.付録には実践に必ず役立つ著者オリジナルの認知症リハビリテーション評価票も掲載.認知症ケア・リハを行うセラピスト必読の一冊.
目次
I まず押さえるべき認知症の標準的解釈
1 認知症の背景
2 認知症の診断と治療概要
3 軽度認知障害(MCI)
4 認知症の疾患別タイプと特徴
II 認知症の症候をどう捉えるか
1 認知症の症候の捉え方
2 認知機能障害(中核症状)
3 BPSD(周辺症状)
4 ギャップとズレを埋められず…
III 認知症の神経学的所見と運動障害
1 認知症患者にみられる神経学的所見
2 認知症患者の運動障害
IV 認知症患者の全体像を捉える―評価に必要な情報収集―
1 全体像をつかむ
2 病歴の聴取で現在までの経過を明らかにする
3 一度会ってから情報収集を
4 本人,家族,介護者からの情報収集
5 相手の立場になれるか
V 認知症評価をどう進めるか
1 認知症評価の考え方
2 認知症のリハビリテーション評価
3 各種評価尺度について
VI 評価を介入にどうつなげるか
1 評価とアプローチ・支援との関係性
2 経過をたどる
VII 認知症患者の健康管理と支援
1 認知症の人の健康管理の重要性
2 服薬について
3 水分・食事の摂取量
4 排尿・排便に関すること
5 睡 眠
6 運動の大切さ
7 変化を見逃さない
8 低栄養状態,褥瘡,浮腫など
9 清潔の保持
VIII 認知症患者の生活環境と支援
1 どのような環境が良いか
2 風通しの良い環境
3 表示やメモリーエイドなどの工夫
4 高照度光の影響
5 環境の変化に立ち向かう力
IX 患者本人に対するセラピストの接し方
1 認知症高齢者を知る
2 対応の基本姿勢
3 会話するとき
4 判断と説得と否定
5 本人が語る要望は本当の望みなのか
6 拒否的な態度に対して
7 最も重要な対人交流
8 見透かされている
X 家族・介護者に対するセラピストのかかわり方
1 家族支援の重要性
2 家族の心理
3 ピアサポート(peer support)
4 こんなときどう支えるか
5 介護する家族にインセンティブを
XI 活動能力への支援とアプローチ
1 要介護高齢者の状態と活動
2 認知症と活動
3 活動性を高める目的は何か
4 活動性を高める支援とアプローチ
XII IADL・ADL能力への支援とアプローチ
1 高齢者のADLとIADLの障害について
2 認知症とADL/IADL
3 IADL/ADLへの支援とアプローチ
4 日常生活に支障をきたしても…
XIII 認知機能へのアプローチ
1 認知機能低下の過程と保たれる能力
2 アプローチの際の基本姿勢
3 さまざまな非薬物療法とリハビリテーション
4 認知機能へのアプローチの実際
XIV 運動機能へのアプローチ
1 運動機能と活動
2 「歩行」は最も馴染みやすい運動
3 運動機能へのアプローチの実際
4 リハビリテーションを阻害する症状と転換期
5 転倒への配慮
付記BPSDへの対応について
認知症リハビリテーション評価票
認知症リハビリテーション評価票(練習用)
さいごに
文 献
索 引