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データに基づく臨床動作分析
筆頭著者 藤澤 宏幸 (編著)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年10月18日
ページ数 140
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-4543-3
印刷版発行年月 2016年5月
書籍・雑誌概要
リハ医療の臨床において必要不可欠な運動・動作分析を客観的なデータを用い系統的に解説した入門テキスト.運動・動作を観察し,機能障害を推察するため,正常範囲の身体運動学的基礎データを豊富に紹介.それらの客観的データにより,疾病の帰結として生じた運動・動作の変化を分析できる.初学者や学生でも分析のトレーニングがしやすいよう,実際の症例によるWeb動画が付録.
目次
I 総 論
1 臨床運動・動作分析とは
1 臨床における運動・動作分析の目的
2 分析方法の分類
3 分析項目の要素
2 重心と関節運動
1 観察による重心の見方
2 関節運動の原理
3 運動軌道および運動パターンの形成
3 分析手順
1 日常動作分析
2 日常動作分析における要点と基準データ
①背臥位から長坐位への起き上がり動作
②長坐位から立位への立ち上がり動作(床からの立ち上がり動作)
③ベッドでの起き上がり動作(背臥位から椅坐位)
④椅子からの立ち上がり動作
⑤歩 行
3 日常生活分析における分析方法のまとめ
①正常からの逸脱の判断(定型性からの評価)
②正常から逸脱した運動パターンにおける分析(柔軟性からの評価)
4 日常動作分析における運動パターンの分析
①運動学的観察
②運動力学的分析
③バランス要素
④機能障害の推測
⑤各動作において推測された機能障害の整理
5 特定課題分析
6 特定課題分析の身体運動学的解釈
①椅坐位でのテスト
②膝立ち位でのテスト
③立位でのテスト
④上肢機能(上肢挙上に伴う肩甲上腕リズムの観察)
【コラム】 用語の整理
II 中枢神経疾患
1 中枢神経疾患における分析のポイント
1 はじめに
2 正常から逸脱した姿勢や運動パターンを形成する原因
①筋緊張異常
②運動麻痺
③運動失調
④感覚障害
⑤高次脳機能障害
3 姿勢や運動パターンでとくに注目すべき点
①連合反応(運動)
②共同運動
③関節運動範囲の減少
④関節運動の協調性低下(inter joint coordination)
4 各原因が及ぼす姿勢や運動パターンへの影響
①筋緊張異常
②運動麻痺
③運動失調
④感覚障害
⑤高次脳機能障害
2 症例─脳梗塞後遺症
1 起き上がり動作
①全体像
②矢状面
③前額面
2 立ち上がり動作
①全体像
②矢状面
③前額面
3 歩 行
①全体像
②矢状面
③前額面
4 各動作において推測された機能障害の整理
【コラム】 観察から推測する筋緊張異常
III 運動器疾患
1 運動器疾患における分析のポイント
1 はじめに
2 正常から逸脱した姿勢や運動パターンを形成する原因
①疼 痛
②荷重制限
③手術および骨折などによる禁忌肢位
④変形(骨格系)
⑤神経絞扼
⑥感覚障害
⑦関節可動域制限
⑧筋機能低下
3 姿勢や運動パターンでとくに注目すべき点
①神経症状がない場合
②神経症状がある場合
4 各原因が姿勢や動作へ及ぼす影響
①疼 痛
②荷重制限
③手術による禁忌肢位
④変 形
⑤神経絞扼
⑥感覚障害
⑦関節可動域制限
⑧筋機能低下
2 症例─変形性股関節症
1 起き上がり動作
①全体像
②矢状面
③前額面
2 立ち上がり動作
①全体像
②矢状面
③前額面
3 歩 行
①全体像
②矢状面
③前額面
4 各動作において推測された機能障害の整理
【コラム】 ダーウィンに倣って
付 録 分析シート〔原本〕
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