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統計分析のここが知りたい
保健・看護・心理・教育系研究のまとめ方
筆頭著者 石井 秀宗 (著)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年9月20日
ページ数 228
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-8306-4460-3
印刷版発行年月 2005年7月
書籍・雑誌概要
統計分析を行う研究者に必要なのは,データをどのような方法で分析し,その結果をどう解釈すれば良いのかを判断する正しい知識.本書は23の研究例をあげ,統計分析の基本的な考え方,注意点,結果の解釈方法を15章にわけて解説.「適切な被験者数を決める方法は?」「統計的に“有意である”の本当の意味は?」「この論文の書き方で,“信頼性”と“妥当性”をきちんと言えているのか?」等々,多くの研究者がもつ疑問を徹底解消.
目次
1.研究するにあたって
1-1 研究計画をしっかり立てる
1-2 データの種類を考える
1-3 調査票の作成
2.これだけは知っておいて
2-1 統計分析は三平方の定理が大好き
2-2 全体とサンプル-母集団と標本
2-3 なんといっても代表値
2-4 散らばりも大事(1)-分散
2-5 標本分散と不偏分散
2-6 散らばりも大事(2)-標準偏差
2-7 標準偏差(SD)と標準誤差(SE)
2-8 関連を知りたいことも多い
3.被験者はどれくらい集めればよいか
3-1 対応のある2つの平均値を比較する場合の被験者数
3-2 対応のない2つの平均値を比較する場合の被験者数
3-3 3つ以上の平均値を比較する場合の被験者数
3-4 相関係数を推定する場合の被験者数
3-5 尺度を作る場合の被験者数
3-6 2つの比率を比較する場合の被験者数
4 データの収集と入力
4-1 データ収集で気をつけなければいけないこと
4-2 いざデータ入力
4-3 データ入力後のチェック
5.尺度を作る研究で必要なこと
5-1 信頼性と妥当性
5-2 信頼性係数の定義
5-3 信頼性係数の推定
5-4 妥当性の確認
6.因子分析
6-1 因子分析はたくさんの相関関係をコンパクトにまとめる
6-2 因子分析の方法
6-3 軸の回転
6-4 因子分析に関するいくつかの疑問
7.統計的分析の基本ツール
7-1 統計分析の種類
7-2 統計的検定の考え方
7-3 p値の正体
7-4 統計的推定の考え方
7-5 自由度とは
8.2つの平均値の比較
8-1 対応のある2つの平均値の比較
8-2 対応のない2つの平均値の比較
8-3 平均値の非劣性・同等性の検証
9.多数の平均値の比較
9-1 分散分析の基本的な考え方
9-2 多重比較法について
9-3 対応のある1要因の平均値の比較
9-4 対応のない1要因の平均値の比較
9-5 対応のない2要因の平均値の比較
9-6 対応のある要因と対応のない要因がある場合の平均値の比較
10.相関係数を用いる研究
10-1 相関係数の分析
10-2 相関係数におけるいくつかの注意点
11.回帰分析
11-1 回帰分析の基本的な考え方
11-2 単回帰分析を用いた研究事例
11-3 重回帰分析の考え方
11-4 重回帰分析を用いた研究事例
11-5 回帰分析におけるいくつかの注意点
12.共分散構造分析
12-1 共分散構造分析の基本的な考え方
12-2 モデルの適合度の比較
12-3 潜在変数間の相関を説明する因子を仮定したモデルによる分析
12-4 共分散構造分析におけるいくつかの注意点
13.分割表の分析
13-1 分割表と連関係数
13-2 2×2表の分析
13-3 一般の分割表の分析
13-4 分割表の分析におけるいくつかの注意点
14.順序分類データの比較
14-1 順序分類データと分類データの違い
14-2 対応のある2つの順序分類データの比較
14-3 対応のある3つ以上の順序分類データの比較
14-4 対応のない2つの順序分類データの比較
14-5 対応のない3つ以上の順序分類データの比較
14-6 順序分類データの分析におけるいくつかの注意点
15.比率の比較
15-1 比率と分割表
15-2 対応のある2つの比率の比較
15-3 対応のある3つ以上の比率の比較
15-4 対応のない2つの比率の比較
15-5 対応のない3つ以上の比率の比較
15-6 比率の非劣性・同等性の検証
付録.信頼区間の推定
A1.平均値の信頼区間
A2.対応のある2つの平均値の差の信頼区間
A3.対応のない2つの平均値の差の信頼区間
A4.相関係数の信頼区間
A5.比率の信頼区間
A6.対応のある2つの比率の差の信頼区間
A7.対応のない2つの比率の差の信頼区間
参考文献
索引