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一歩進んだ
腹部エコーの使い方
エコーが役立つとき・役立たないとき
筆頭著者 辻本 文雄 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年11月29日
ページ数 266
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-3746-9
印刷版発行年月 2016年3月
書籍・雑誌概要
いまや臨床医にとって必須のスキルとなった腹部エコーだが,再現性に乏しく苦手意識をもつ医師は多い.そこで本書は,診断を下すときにエコーが役に立つ状況,あるいは逆に役立たない状況をとりあげ,臨床医のニーズに応える内容とした.さらに,意外と知らない知識,見落としがちな所見を紹介し,エコーの思わぬ落とし穴についても解説を加え,“一歩進んだ”エコーの知識を存分に披露した内容となっている.
目次
I 腹部エコーが役に立つ疾患/ 役に立たない疾患
II 意外と知らない腹部エコーの知識
1.肝臓の超音波解剖を理解していますか?
2.胆囊の超音波解剖を理解していますか?
3.膵の盲点領域をなくそう!
4.脾腫の判定:spleen indexだけで十分ですか?
5.腎臓の超音波解剖を理解していますか(腎洞・皮質・髄質)?
ミニレクチャー 副腎は診ますか?
ミニレクチャー 結石
ミニレクチャー 臓器の腫大・萎縮をエコーからどう評価するか
III うっかり陥る腹部エコーの落とし穴
1.肝内の高エコー腫瘤を血管腫と安易に診断していいでしょうか?
2.肝実質高エコーは必ずしも脂肪浸潤ではない
ミニレクチャー 脂肪の見え方
3.ポリープ? いいえ,胆石です
4.腎細胞癌を見落としていませんか?
5.胃癌:スクリーニングでも胃は診ましょう
6.腹部疾患と思いきや
7.痛いところに病気はありませんか?!
8.血管も診ましょう!
ミニレクチャー カラードプラが診断に役立つ症例
IV こんな時,腹部エコーは役立つ!/ 役立たない?
1.黄疸
2.脂肪肝・NASH
3.急性肝障害
4.慢性肝障害(慢性肝炎・肝硬変)
5.急性胆囊炎
6.膵腫瘤
ミニレクチャー 膵IPMN
7.腎炎症性疾患
8.鼠径ヘルニアの超音波検査
9.イレウス
10.消化管炎症性疾患
11.若い女性の腹痛
12.小児の疾患
13.腹部外傷
ミニレクチャー 血腫の見え方
Further Reading
索 引
付録