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ピコ秒レーザー治療入門
美容皮膚科医・形成外科医のために
筆頭著者 葛西 健一郎 (著)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2022年3月28日
ページ数 120
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-2634-0
印刷版発行年月 2017年10月
書籍・雑誌概要
ピコ秒レーザーは,その特性から,刺青除去に対して非常に有効であるとともに,シミ・アザの治療,ハリの改善など,美容皮膚治療への有効性も期待されている.本書は,日本でいち早く2機種のピコ秒レーザーを使いこなしてきた著者による治療の入門書.ピコ秒レーザーによる刺青除去から美容皮膚治療まで,多数の症例写真を交えて具体的に解説する.繰り返し照射のタイミングや合併症の対処の仕方など,実践的な内容となっている.
目次
I ピコ秒レーザー治療総論
1.ピコ秒レーザーの歴史と背景
2.ピコ秒レーザーの理論
3.現在用いられている機械の種類と特徴
4.今後の展望
II ピコ秒レーザーによる刺青治療
1.治療理論
2.麻 酔
3.照射方法と術後処置
4.複数回の繰り返し照射
5.合併症とその対処
6.症例集
7.外傷性刺青
8.アートメイクの除去
III ピコ秒レーザーによるシミ・アザ治療
1.老人性色素斑・ADM
2.太田母斑
3.異所性蒙古斑
4.先天性色素性母斑
IV ピコ秒レーザーによる美容皮膚治療(ノーダウンタイム)
1.本治療の適応(効果の予測と患者への説明)
2.治療の実際
① pico-Alex(PicoSureR)による美容皮膚治療
② pico-Nd:YAG(PicoWayR)による美容皮膚治療
3.合併症とその対処
4.症例集
索 引
コメント
①用語について
②レーザーのパラメーター
③真皮メラノサイトーシスと刺青は治癒機序が異なる?
④濃い刺青は初めが薄くなりにくい
⑤ピコ秒レーザーはPIHが少ないというのはウソ
⑥外傷性色素沈着は肝斑と同じでレーザー禁忌である
⑦真皮メラノサイトーシスに対してピコ秒レーザーはnano-Rubyを上回ることができるか?
⑧それでも最強!ナノ秒Qスイッチルビーレーザー
⑨ピコトーニングは絶対危険!
⑩PicoSureRのfocusハンドピースとPicoWayRのResolveハンドピースはまったく異なる
⑪ピコ秒レーザーは1ヵ月以上あけないとレーザートーニングと同様の危険が増大する
コラム
①部品課金モデル
②これでピコ秒レーザーと呼べるのか?
③口唇アートメイクに苦労した例
④肝斑・PIHにレーザーが禁忌の理由
⑤ピコ秒レーザーによる老人性色素斑治療はナノ秒Qスイッチルビーレーザーより良いか?
⑥老人性色素斑とADMに筆者はナノ秒Qスイッチルビーレーザーを用いるが,ピコ秒レーザーも有力である
⑦先天性色素性母斑の難しさ
⑧レーザーは医師が当てるべきか,看護師や一般職員に当てさせてもよいかという問題について