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腫瘍病理鑑別診断アトラス

骨腫瘍 第2版

骨腫瘍 第2版
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筆頭著者 小田 義直 吉田 朗彦 (編)

文光堂

電子版ISBN

電子版発売日 2021年7月19日

ページ数 272

判型 B5変

印刷版ISBN 978-4-8306-2255-7

印刷版発行年月 2021年3月

DOI https://doi.org/10.50936/9784830622557

書籍・雑誌概要

腫瘍病理鑑別診断シリーズ「骨腫瘍」,待望の第2版.分子生物学的解析による疾患概念の変化や,WHO分類第5版(2020)の発行など,日々更新される最新知見を盛り込んで,高頻度のものを中心に,診断のポイントとなり得る組織像を供覧し,解説している.骨腫瘍病理診断のスタンダードを示すとともに,鑑別診断,画像診断や治療法・評価についても解説している.病理医はもちろん,骨腫瘍の診断・治療に携わるすべての医師必携の書.

目次

第1部 検鏡前の確認事項
 Ⅰ.骨腫瘍のWHO分類第5版の概要
  1.疾患単位の追加
  2.疾患単位の削除
  3.gradeの変更
  4.その他の変更
 Ⅱ.骨腫瘍の頻度,年齢,発生部位
  1.骨腫瘍の発生頻度
  2.骨腫瘍の発生年齢
  3.骨腫瘍の発生部位
 Ⅲ.病理標本の取扱い方
  1.術中迅速診断
  2.生検検体
  3.手術検体

第2部 組織型と診断の実際
 Ⅰ.軟骨形成性腫瘍
  1.良性軟骨形成性腫瘍
  (1)骨軟骨腫,内軟骨腫,骨膜性軟骨腫
  (2)軟骨芽細胞腫と軟骨粘液線維腫
  2.中心性・末梢性・骨膜性軟骨肉腫
  3.特殊型軟骨肉腫
 Ⅱ.骨形成性腫瘍
  1.良性・中間群骨形成性腫瘍
  2.通常型骨肉腫
  3.特殊型骨肉腫
  4.表在性骨肉腫
 Ⅲ.線維性および線維組織球性腫瘍
  1.骨類腱線維腫と非骨化性線維腫
 Ⅳ.破骨細胞型巨細胞に富む腫瘍
  1.指趾骨巨細胞性病変と巨細胞修復性肉芽腫
  2.動脈瘤様骨囊腫
  3.骨巨細胞腫
 Ⅴ.脊索性腫瘍
  1.良性脊索細胞腫および脊索腫
 Ⅵ.血管性腫瘍
  1.血管腫および類上皮血管腫
  2.類上皮血管内皮腫および血管肉腫
 Ⅶ.その他の腫瘍
  1.単純性骨囊腫
  2.線維性骨異形成
  3.Langerhans細胞組織球症
  4.骨線維性異形成
  5.アダマンチノーマ
  6.Ewing肉腫とEwing様肉腫
  7.骨未分化多形肉腫と骨平滑筋肉腫
 Ⅷ.関節腫瘍
  1.腱滑膜巨細胞腫
  2.滑膜軟骨腫症
  3.滑膜脂肪腫

第3部 鑑別ポイント
 Ⅰ.骨肉腫との鑑別を要する骨形成性腫瘍
  1.骨肉腫の亜型と特徴
  2.髄内骨肉腫と表在性骨肉腫の関係
  3.組織所見からみた骨肉腫の鑑別診断
 Ⅱ.軟骨肉腫との鑑別を要する軟骨形成性腫瘍
  1.軟骨芽細胞型骨肉腫
  2.内軟骨腫
  3.軟骨芽細胞腫
  4.軟骨粘液線維腫
  5.線維軟骨性異形成
  6.線維軟骨性間葉腫
  7.滑膜軟骨腫症
  8.ピロリン酸カルシウム結晶沈着症
 Ⅲ.巨細胞の出現する腫瘍の鑑別
  1.臨床的事項
  2.組織学的診断時の注意事項
  3.多核巨細胞の出現する骨疾患の組織学的特徴 
 Ⅳ.骨小円形細胞腫瘍の鑑別
  1.Ewing肉腫といわゆるEwing様肉腫
  2.小細胞型骨肉腫とEwing肉腫
  3.骨リンパ腫
  4.形質細胞腫瘍
  5.間葉性軟骨肉腫と骨肉腫
  6.癌腫の転移
  7.その他の鑑別
 Ⅴ.転移性骨腫瘍と上皮様骨腫瘍の鑑別
  1.定義・概念
  2.鑑別の要点
  3.上皮様骨腫瘍の鑑別診断の実際

第4部 臨床との連携
 Ⅰ.骨腫瘍の手術療法
  1.骨腫瘍に対する標準的手術療法
  2.手術後の再建法
 Ⅱ.骨腫瘍の画像診断
  1.画像診断法
  2.核医学検査
 Ⅲ.悪性骨腫瘍の薬物療法および放射線療法
  1.病期分類
  2.薬物療法
  3.放射線療法
  4.医師主導臨床試験および治験
 Ⅳ.免疫染色と遺伝子診断
  1.骨形成性腫瘍
  2.軟骨形成性腫瘍
  3.小円形細胞腫瘍
  4.破骨細胞型巨細胞に富む腫瘍
  5.その他
 Ⅴ.骨肉腫の組織学的効果判定と切除縁評価
  1.骨肉腫の組織学的効果判定
  2.切除縁評価
 Ⅵ.病理診断報告書の記載
  1.病理診断報告書の構成
  2.病理診断
  3.病理所見(コメント)

索引