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感度と特異度からひもとく感染症診療のDecision Making
筆頭著者 細川 直登 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2021年11月15日
ページ数 380
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-8306-2025-6
印刷版発行年月 2012年4月
書籍・雑誌概要
感染症診断に利用する一般的な検査から最近導入された話題の検査まで約80項目をpick upし,その感度・特異度・陽性尤度比(LR+)・陰性尤度比(LR-)を掲げ,この特性と精度に基づいた臨床決断のポイントとコツを余すところなく提供.エビデンスに基づいた臨床対応はもちろん,エビデンスの適応が難しいデリケートな場面や困ったときの次の一手についても,豊富な経験に裏打ちされた臨床センスとオピニオンを交えて執筆.
目次
1章 検査をオーダーするまえに
●検査の特性(感度・特異度)を臨床判断に活かすには
●有病率によって,陽性適中率,陰性適中率は変化する
2章 各種検査の感度・特異度と臨床判断のポイント
1.一般臨床検査(ルーチン検査)
A. 血液検査
●白血球
●赤血球沈降速度
B. 尿検査
●尿蛋白・赤血球(血尿)
●白血球・尿中亜硝酸
C. 穿刺液検査(グラム染色/培養検査を除く)
●髄液検査
●胸水検査
●腹水検査
●関節液検査
●髄液細菌抗原検査
2.塗抹・培養検査
A. 塗抹検査
●喀痰グラム染色
●チール・ネールゼン染色
●髄液グラム染色
●便グラム染色
●尿グラム染色
●関節液グラム染色
B. 培養検査(各種検体)
●喀痰一般細菌培養
●喀痰抗酸菌培養
●血液培養
●カテーテル先端培養
●髄液培養(一般細菌/抗酸菌)
●便培養
●腹腔内膿培養・腹水培養・胆汁培養
●尿培養
●壊死組織の培養
3.抗原・抗体検査
A. 細菌
●ASO,ASK,ADNase B,A群溶連菌迅速抗原検査
●尿中肺炎球菌抗原
●溶血性連鎖球菌抗原
●レジオネラ尿中抗原(レジオネラ抗体含む)
●クラミドフィラ・ニューモニエ抗体
●マイコプラズマ・ニューモニエ抗体
●百日咳抗体
●ヘリコバクター・ピロリ抗原・抗体
●梅毒血清試験
●クラミジア・トラコマチス抗原
●トキソプラズマ抗体
●ブルセラ凝集反応
B. 真菌
●β-D-グルカン(見本原稿)
●ガラクトマンナン抗原(アスペルギルス抗原)
●クリプトコッカス抗原
●カンジダ抗原
●ヒストプラズマ,ブラストミセス,コクシジオイデス
C. ウイルス
●インフルエンザウイルス抗原
●RSウイルス抗原
●アデノウイルス抗原・抗体
●ロタウイルス抗原
●ノロウイルス抗原
●B型肝炎ウイルスマーカー
●C型肝炎ウイルスマーカー
●A型肝炎ウイルスマーカー
●E型肝炎ウイルスマーカー
●HTLV-1抗体
●HIV抗原・抗体
●サイトメガロウイルス抗原,サイトメガロウイルス培養(シェルバイアル法),白血球中サイトメガロウイルスPP65抗原(CMVアンチジェネミア)
●水痘・帯状疱疹ウイルス抗原・抗体
●EBウイルス抗体
●麻疹抗体,風疹抗体,ムンプス抗体
●ヒトパルボウイルスB19抗体
4.毒素検査
●CDトキシンA/B
●ベロ毒素
5.バイオマーカー
●CRP(C反応性蛋白)
●PCT (プロカルシトニン)
●エンドトキシン
6.遺伝子検査
●結核菌(薬剤耐性含む)
●MAC
●クラミジア・トラコマチス
●淋菌
●ニューモシスチス・イロベチイ
●HIV(薬剤耐性含む)
●ヘルペスウイルス(HSV)
●サイトメガロウイルス(PCR定性/リアルタイムPCR(定量))
●エンテロウイルス
7.その他
●クオンティフェロン(R)TBゴールド