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臨床循環器学

臨床循環器学
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筆頭著者 伊藤 浩 (編)

文光堂

電子版ISBN

電子版発売日 2021年5月10日

ページ数 848

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8306-1967-0

印刷版発行年月 2021年3月

DOI https://doi.org/10.50936/9784830619670

書籍・雑誌概要

“これ一冊で循環器学の全てがわかる”,スタンダードを抑えつつ進歩の波に呑まれない,循環器学の教科書が誕生!病態の知識,診断・治療法を始めとして,糖尿病・慢性腎臓病などの多臓器疾患の合併や,成人先天性心疾患・腫瘍循環器学などの新たな領域まで幅広く網羅し,実臨床に活かせるプラクティカルな視点での解説も盛り込んだ.循環器学を志す全ての人へ,循環器学を総合的・体系的に学べる必携の一冊.※一部電子書籍では表示できない図表(P.660 表11-H-3)を含みます.

目次

第1章 循環器疾患の新潮流
 A 変わる疾病構造と迫られる対応
 B 根拠ある診療とは
 C 個別化医療・先制医療
 D 医療の質のたゆまぬ向上を目指して
 E チーム医療:心不全
 F 臓器連関
 G 腸内細菌叢と循環器疾患
 H 求められる医療倫理
 I 地域連携の実際
 J 緩和医療

第2章 心不全
 A 心不全の疫学と病型
 B 心不全の病態生理
 C 心不全の分子生物学的機序
 D 心不全の診断
 E 急性心不全
 F HFrEFの診療
 G HFpEFの診療
 H 非薬物治療:内科的治療
 I 非薬物治療:外科手術
 J 重症心不全(ステージD)

第3章 不整脈・心臓突然死
 A 不整脈の機序
 B 不整脈の診断とリスク層別化  
 C 上室性不整脈
 D 心房細動
 E 心室期外収縮・心室頻拍
 F 遺伝性不整脈
 G 徐脈性不整脈
 H デバイスの調整と管理,合併症
 I 失神と心臓突然死

第4章 動脈硬化性・炎症性疾患
 A 動脈硬化の機序
 B 脂質代謝の正常と異常
 C 動脈硬化のスクリーニング
 D 安定冠動脈疾患
 E ST上昇型心筋梗塞
 F 非ST上昇型急性冠症候群
 G 冠動脈インターベンション(PCI)
 H 大動脈瘤
 I 大動脈解離
 J 高安動脈炎

第5章 末梢血管疾患
 A 末梢動脈硬化症
 B その他の血管疾患
 C 脳卒中
 D 静脈血栓塞栓症

第6章 心臓弁膜症
 A 心臓弁膜症の疫学
 B 心臓弁膜症の診断
 C 僧帽弁閉鎖不全症
 D 僧帽弁狭窄症
 E 大動脈弁閉鎖不全症
 F 大動脈弁狭窄症
 G 三尖弁疾患・肺動脈弁疾患
 H 人工弁
 I 感染性心内膜炎

第7章 心筋疾患・心膜疾患
 A 拡張型心筋症
 B 肥大型心筋症
 C 不整脈原性右室心筋症
 D 拘束型心筋症
 E 周産期心筋症
 F 心臓サルコイドーシス
 G 心アミロイドーシス
 H 化学物質による心筋障害
 I 心筋炎
 J 心膜炎・心囊液貯留
 K 心臓腫瘍

第8章 肺高血圧症
 A 肺高血圧症の定義・分類・診断
 B 肺動脈性肺高血圧症
 C 左心性心疾患に伴う肺高血圧症
 D 結合組織病に伴う肺高血圧症
 E 慢性血栓塞栓性肺高血圧症

第9章 成人先天性心疾患
 A 成人先天性心疾患の疫学と課題
 B Fallot四徴症
 C 心房中隔欠損症・卵円孔開存症
 D 心室中隔欠損症
 E 修正大血管転位
 F Fontan循環
 G 川崎病
 H チアノーゼを呈する成人先天性心疾患
 I 成人先天性心疾患患者の妊娠と出産

第10章 腫瘍循環器学
 A 腫瘍循環器学の定義と課題
 B がん治療関連による心機能障害・不整脈
 C がん治療関連による血管障害
 D がんに伴う血栓塞栓症

第11章 生活習慣と心疾患
 A 2型糖尿病
 B 高血圧
 C 脂質異常症
 D 現代人における栄養摂取の問題
 E スポーツと心疾患
 F 喫 煙
 G 貧 血
 H 心臓リハビリテーション

第12章 特定患者の心疾患
 A 高齢者
 B 女性と妊娠
 C 循環器疾患を持つ非心臓手術患者の管理

第13章 他臓器疾患による心血管疾患
 A 内分泌異常と心疾患
 B 神経筋疾患と心疾患
 C 自律神経と心疾患
 D 凝固異常症
 E 慢性腎臓病

第14章 診察と検査
 A 病歴と身体診察
 B 心電図
 C 心エコー図
 D 血管エコー
 E 胸部単純X線
 F MDCT
 G 核医学検査・PET
 H MRI
 I カテーテル検査
 J 冠動脈内画像診断法
 K 心筋生検
 L 心肺運動負荷試験

第15章 臨床研究を実施する
 A 臨床研究の計画
 B 臨床試験のエビデンスの解釈

索 引