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続・循環器医が知っておくべき漢方薬
患者満足度を上げる次の一手
書籍・雑誌概要
「治療を行ったのに症状が取りきれない」,「検査では正常なのに」.診療現場では,標準治療だけでは取りきれない患者の症状や不満が残ることがある.漢方薬はその「標準治療の隙間」を埋める対症療法の1つ.前作『循環器医が知っておくべき漢方薬』は症状から処方できる手軽さが好評であったが,続編の本書では,より治療効果を高めるための漢方処方のコツを実例と共に解説する.循環器疾患以外の症状にも対応する処方も紹介.
目次
はじめに 前作上梓から4年経って思うこと
患者満足度を上げるための漢方薬
漢方エキス製剤の基本的な使い方
小児・妊婦・CKD患者への漢方処方
漢方薬を上手く使うコツ
その1 気血水の概念を取り入れる
その2 漢方エキス製剤を組み合わせて使う
その3 問診・診察所見を活かす
処方の実際
冠攣縮性狭心症の漢方治療
当帰湯を投与した胸痛の一例
若い女性の胸部症状
発作性の頻脈・動悸・血圧上昇は奔豚気を疑う
発作性の動悸に柴胡加竜骨牡蛎湯を投与した一例
β遮断薬の副作用に対する漢方治療を行った一例
子宮癌術後のリンパ浮腫に五苓散を処方した一例
高血圧合併CKDに七物降下湯を処方した症例
高齢者の便秘には麻子仁丸を
漢方薬を使えば…『もっと色々な治療ができる』
続・知っておくと便利な処方
様々な症状・病態に使える漢方
循環器診療で役に立つ漢方薬のおさらい
あとがき
索引
COLUMN
①漢方薬の副作用について
②エキス製剤レンジでチンはやめておく
③五苓散と真武湯について