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≪非腫瘍性疾患病理アトラス≫
肝胆膵
筆頭著者 原田 憲一 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2023年7月5日
ページ数 360
判型 B5変型
印刷版ISBN 978-4-8306-0492-8
印刷版発行年月 2023年7月
書籍・雑誌概要
病理診断の重要性が増す一方,診断に難渋するケースも多いとされる肝胆膵領域の非腫瘍性疾患.本書では,初めて経験する症例にも診断ができることを目指して,700点以上の典型的なマクロ写真,組織写真を提示して,肝胆膵領域における生検診断,鑑別診断のエッセンスを解説する.さらに,正しい病理診断を導くために必要な臨床および画像所見の見方を臨床のエキスパートがひもとく.病理診断能力の底上げを図る,病理医必携の1冊.
目次
第1部 肝臓
Ⅰ.総論
A 肝臓の基礎
1 肝臓の発生と正常構造
2 組織染色と免疫染
B 臨床データの見方と肝生検の意義
C 肝病理所見と肝生検の見方
Ⅱ.各論
A 栄養障害性肝疾患
1 非アルコール性脂肪性肝疾患
2 アルコール関連肝疾患
B 免疫関連慢性肝疾患
1 原発性胆汁性胆管炎(PBC)
2 自己免疫性肝炎
3 PBC+AIHのいわゆるオーバーラップ
C 急性肝炎
1 生検組織における急性肝炎の病理診断へのアプローチ
2 薬物性肝障害
3 免疫チェックポイント阻害薬による肝障害
4 急性肝炎期自己免疫性肝炎
D ウイルス性慢性肝炎・肝硬変
E 病態のオーバーラップ
F 血流異常による肝病変
G 囊胞性肝疾患
H 肝移植
I 小児肝疾患 ─新生児・乳児期の胆汁うっ滞性疾患─
J 代謝性・遺伝性疾患
K 全身性疾患の肝病変
COLUMN COVID-19の肝病理
第2部 胆道
Ⅰ.総論
A 胆道の正常構造と化生性変化
B 内視鏡による胆道検査法と病理検体の採取
C 細胞診および生検組織診断
1 胆汁細胞診,擦過細胞診
2 胆管生検
Ⅱ.各論
A 胆道の発生異常
B 胆石症
C 硬化性胆管炎
1 原発性硬化性胆管炎(PSC)
2 IgG4関連硬化性胆管炎
COLUMN 二次性硬化性胆管炎
D その他の胆管炎
COLUMN 免疫チェックポイント阻害薬による胆管炎
COLUMN 重症患者の二次性硬化性胆管炎
E 胆囊炎
F 胆囊・胆管の非腫瘍性ポリープ・隆起性病変
第3部 膵臓
Ⅰ.総論
A 膵の正常構造
B 膵炎の組織所見
C EUS-FNAによる膵炎症性疾患の生検診断
Ⅱ.各論
A 膵形成異常
B 急性膵炎
1 急性膵炎の概念と臨床診断
2 急性膵炎の病理
COLUMN 薬物性膵炎
C 慢性膵炎
1 慢性膵炎の概念と臨床診断
2 慢性膵炎の病理
COLUMN 遺伝性膵炎
D 自己免疫性膵炎
1 1型自己免疫性膵炎の概念と臨床診断
2 1 型自己免疫性膵炎の病理
3 2型自己免疫性膵炎
E その他の膵炎
COLUMN 腫瘤形成性膵炎
F 膵過誤腫
G 非腫瘍性囊胞
H 内分泌組織の異常
索 引