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がんゲノム病理学
筆頭著者 田中 伸哉 (編)
文光堂
電子版ISBN
電子版発売日 2022年1月17日
ページ数 234
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8306-0485-0
印刷版発行年月 2021年11月
書籍・雑誌概要
がんゲノム医療の実現に向けて,ますますその重要性が高まる分子病理学.本書前半では分子生物学などのがんゲノム医療の礎となる知識はもちろん,DNA・RNAシークエンスやエピゲノム解析,FISHなど,各解析手法について学んでいく.後半では,分子病理専門医には欠かすことのできない,病理検体に基づくゲノム解析やエキスパートパネルなどの実践的な知識とともに,バイオバンク,AIなどの革新的な技術の活用についても解説する.
目次
第1章 分子病理学の基礎知識
Ⅰ.分子病理学の歴史と基本的な考え方
Ⅱ.分子病理学的解析手法
Ⅲ.分子病理診断における検査の質保証
コラム がん遺伝子物語
練習問題
第2章 ゲノム医学の基礎知識
Ⅰ.分子生物学
Ⅱ.分子腫瘍学
Ⅲ.臨床遺伝学
練習問題
第3章 ゲノム医学における解析手法
Ⅰ.DNAシーケンス
Ⅱ.RNAシーケンス
Ⅲ.エピゲノム解析
Ⅳ.FISH
Ⅴ.リキッドバイオプシー
コラム シークエンサーの開発競争とコストの変遷
練習問題
第4章 病理検体に基づくゲノム解析
Ⅰ. 病理検体の処理と核酸抽出
Ⅱ. 核酸品質とシーケンス
Ⅲ. バイオインフォマティクス解析
Ⅳ. 組織診断とゲノム解析
コラム 腫瘍細胞含有割合の見方
練習問題
第5章 がんゲノム医療の臨床
Ⅰ. コンパニオン診断薬
Ⅱ. がんゲノムプロファイリング検査
Ⅲ. エキスパートパネルにおける病理医の役割
Ⅳ. エビデンスレベルと治療薬
コラム がんゲノムプロファイリング検査を支えるチーム力
練習問題
第6章 バイオバンクと医療ビッグデータ
Ⅰ. ゲノム医療とバイオバンク
Ⅱ. リアルワールドデータの利活用
Ⅲ. ゲノム診断・研究における個人情報の保護・倫理に関わる知識
コラム デジタル病理の未来図
練習問題
第7章 症例問題