書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。

検索

カテゴリから選ぶ

抗菌薬のセカンドチョイスとスチュワードシップ

抗菌薬のセカンドチョイスとスチュワードシップ
本文を見る
  • 有料閲覧

筆頭著者 伊東 完 (著)

東京医科大学茨城医療センター総合診療科

金芳堂

電子版ISBN

電子版発売日 2024年9月3日

ページ数 212

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-7653-2006-1

印刷版発行年月 2024年8月

DOI https://doi.org/10.50910/9784765320061

書籍・雑誌概要

感染症診療の新たな視点(スチュワードシップ)が得られ,抗菌薬の第二選択薬以降の使い方がわかるようになります.具体的な症例を挙げ,指導医と専攻医の対話形式で現場の実情が楽しく頭に入ってくる内容です.また,不必要な抗菌薬,不必要な検査を減らせる感染症の知識が身につきます.感染症を専門としない医師にとっても,治療の選択肢が広がる内容です.

目次

序文

第1部 感染症診療の基本道具
はじめに
基本道具1 ペニシリン系のスペクトラム
基本道具2 セフェム系のスペクトラム
基本道具3 黄色ブドウ球菌菌血症
基本道具4 腹腔内感染症
基本道具5 発熱性好中球減少症

第2部 第二選択薬を使う場面の感染症診療
はじめに
症例1 30歳男性の「溶連菌咽頭炎」
症例2 70歳女性の「蜂窩織炎」
症例3 40歳男性の「蜂窩織炎」
症例4 60歳女性の「急性腎盂腎炎」
症例5 80歳男性の「急性腎盂腎炎」
症例6 30歳女性の「急性膀胱炎」
症例7 80歳男性の「市中肺炎」
症例8 85歳女性の「誤嚥性肺炎」
症例9 84歳男性の「誤嚥性肺炎」
症例10 30歳男性の「急性胃腸炎」

第3部 スチュワードシップを意識した感染症診療
はじめに
取り組み1 抗菌薬の不適正使用を回避する
取り組み2 抗菌薬選択を最適化する
取り組み3 抗菌薬の投与期間を最適化する
取り組み4 診断プロセスを最適化する


Lesson
ペニシリン系 VS セフェム系/腹水検体で発育するE. faeciumを叩くべきか/溶連菌咽頭炎で抗菌薬を使用する意義/壊死性筋膜炎と画像検査/セファゾリン供給不足問題/蜂窩織炎の非薬物療法と「RICE」/クリンダマイシンによる毒素産生抑制効果/腎周囲脂肪織濃度の臨床的意義/腎盂腎炎の発熱期間/セフトリアキソンとスペクトラムの類似する抗菌薬/JANIS/尿路感染症の性差/抗菌薬の前立腺移行性/第3世代経口セフェム/膀胱炎に対する抗菌薬投与期間/性感染症の問診/梅毒の検査/肺炎球菌のカルバペネム耐性/インフルエンザ桿菌から見た薬剤耐性/肺炎随伴性胸水や膿胸に対する抗菌薬選択/薬剤による誤嚥性肺炎の予防/腹腔内感染症における嫌気性菌カバー/MERINO試験/自発痛と圧痛を区別せよ/虫垂炎に対する手術治療 vs 保存的治療/不必要な抗菌薬が使われる温床/結局、何が抗菌薬スチュワードシップに該当するのか?/静菌的抗菌薬/抗菌薬スチュワードシップとお金の話/診断スチュワードシップとは何か

Column
アンピシリン&アモキシシリンの代替薬/セファゾリン&セファレキシンの代替薬/クリンダマイシン活用術/セフトリアキソンの代替薬/抗菌薬の臓器移行性/静注抗菌薬から経口抗菌薬へのスイッチ/アジスロマイシンの代替薬/アンピシリン・スルバクタムの代替薬/ピペラシリン・タゾバクタムの代替薬/アモキシシリン・クラブラン酸の代替薬

付録
あとがき
索引
プロフィール