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分散脳 バラバラな思考がひとつになる時
~自閉症スペクトラム障害の私が語ること,書くことの意味~
筆頭著者 藤原 加奈江 (著)
東北文化学園大学教授
その他の著者等 わたなべみほ,わたなべくみこ
診断と治療社
電子版ISBN 978-4-7878-8019-2
電子版発売日 2022年6月6日
ページ数 144
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7878-2536-0
印刷版発行年月 2022年2月
書籍・雑誌概要
自閉症スペクトラム障害をもつ人には,世界はどのようにみえているのでしょうか?本書では「記憶」「感覚」「認知」などをテーマに,自閉症スペクトラム障害をもつみほさんと,保護者のくみこさんにご執筆いただき,そのうえで言語聴覚士として活躍され公認心理師でもある藤原加奈江先生に神経心理学の観点からご解説いただきました。異なる三つの視点から捉えることにより,自閉症スペクトラム障害の理解を深めることができる一冊です.
目次
はじめに
A 記憶
1 エピソード記憶
2 産道を通った記憶
B 感覚(聴覚・触覚)
3 聴覚 ~音の渦~
4 触覚 ~抱っこの恐怖~
C 認知
5 視覚認知 ~奥行きがわからない~
6 顔の認知 ~お母さんの顔がわからない~
D 言語・コミュニケーション
7 非言語性コミュニケーション
8 言語(話し言葉)の習得
9 文字の習得
10 構音 ~苦手な音の発音~
E 注意・実行機能(セルフ・コントロール)
11 注意機能
12 セルフ・コントロール
F 構成行為・運動
13 運動 ~手が思うように動かない~
G 対人心理
14 共感覚 ~人のオーラがみえる~
15 愛着
巻末資料
みほさんの成育歴
中学校3年生のみほさんより~中学校の卒業研究~
大学卒業後のみほさんより
おわりに ~執筆を振り返って~
<編集部注>
みほさんがご執筆された部分は,なるべく手を加えずに掲載をしています.また,固有名詞についてはアルファベット表記等としています.予めご了承ください.