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化学実験における事故例と安全
筆頭著者 田村 昌三 (編)
オーム社
電子版ISBN
電子版発売日 2020年4月6日
ページ数 400
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-274-21375-5
印刷版発行年月 2013年4月
書籍・雑誌概要
学生、研究者、実務者必見!化学物質の事故例から教訓と対策を学ぶ!
近年の科学技術の進展・高度化に伴い、化学実験で用いる化学物質や実験器具・装置も多様化しているため、実験操作の潜在危険もいっそう増大しています。本書は、化学物質を安全に取り扱うための必要な知識を体系化するとともに、実験などの事故例とその教訓・対策をなるべく多く紹介し、研究や実験、化学物質製造前に一読できるようにまとめたものです。研究室や製造現場に1冊、必読本として活用できるように、試薬以外の機器操作などでの事故例も多数掲載しています。
目次
1章 化学実験の基本
2章 化学物質の潜在危険性と安全な取扱い
2.1 発火・爆発性物質
(1)爆発性物質・自己反応性物質
(2)発火性物質
(3)引火性・可燃性物質
(4)酸化性物質
(5)発火・爆発危険性評価
2.2 有害性物質
(1)有害性物質
(2)腐食性物質
2.3 環境汚染物質
2.4 高圧ガス
2.5 特殊材料ガス
2.6 放射性物質
2.7 バイオハザード
3章 化学反応の潜在危険性と安全
3.1 単位反応
3.2 混合危険反応
4章 実験器具・装置および操作の安全
4.1 実験器具と安全な取扱い
(1)ガラス製器具
(2)プラスチック製器具
(3)金属製器具
4.2 基本的な実験操作
(1)加熱
(2)冷却
(3)溶解
(4)攪拌
(5)蒸留
(6)蒸発・濃縮
(7)抽出
(8)再結晶
(9)ろ過
(10)洗浄
(11)乾燥
(12)カラム分離
4.3 一般実験装置
(1)高圧実験装置
(2)真空実験装置
(3)高速回転装置
4.4 科学計測機器
5章 廃棄物の安全処理
5.1 廃棄物の潜在危険性
5.2 実験廃液の実験室での処理
5.3 実験排ガスの実験室での処理
6章 実験環境の安全
6.1 実験室の設計
6.2 実験室の安全設備
6.3 実験室の作業環境
6.4 電気機器の安全
6.5 VDT作業の安全
6.6 無人実験、無人運転の安全
7章 安全管理体制
7.1 安全管理
7.2 安全教育
7.3 安全点検・安全パトロール
8章 防火・防爆
8.1 火災・爆発予防
8.2 消火設備
8.3 火災が起こったときの対応
8.4 爆発が起こったときの対応
9章 予防と救急
9.1 薬品傷害の予防
9.2 保護具
9.3 事故時の救急対応
9.4 けがをしたときの応急処置
9.5 薬品傷害のときの応急処置
9.6 心肺蘇生法
10章 緊急時の措置
10.1 地震対策
10.2 警戒宣言対応
付録