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フローチャートと動画でみる輸血検査

フローチャートと動画でみる輸血検査
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筆頭著者 一般社団法人日本輸血・細胞治療学会 (監修)

その他の著者等 奥田 誠,井手 大輔,日髙 陽子,伊藤 正一,松浦 秀哲,北﨑英晃

丸善出版

電子版ISBN

電子版発売日 2024年1月29日

ページ数 160

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-621-30910-0

印刷版発行年月 2024年1月

DOI https://doi.org/10.32306/9784621309100

書籍・雑誌概要

学校で知識は学んでいるけれど、実際の現場はどうなっているのだろう?自分の検査手技に自信がない。他の施設ではどのように運用しているのだろう?本書は、これらの疑問や悩みにこたえ、輸血医療の安全性をより一層高めるべく、日本輸血・細胞治療学会(監修)のもと、輸血検査技術講習委員会のメンバーが中心となって編集・執筆しました。検査室で傍らに置いてご活用ください。本書の構成■日常的に行われる検査の手順はフローチャートで示し、目的、準備するもの、臨床的意義、手技のポイント、検査の注意点、結果と解釈とともに解説しました。■とくに重要な検査には動画も収載しています。2次元コードから動画で正しい手技を確認することができます。■日常検査で遭遇し得る予期せぬ反応への対処法や精度管理、症例集も掲載しています。

目次

第 1 章 検査前の準備
 1.1 2 〜 5 %赤血球浮遊液の調製法
 1.2 赤血球の洗浄法
 1.3 凝集反応の観察
  1.3.1 試験管法
  1.3.2 カラム凝集法
  1.3.3 マイクロプレート法
  1.3.4 それぞれの検査の特徴
 1.4 検査の準備

第 2 章 ABO・RhD 血液型検査
 2.1 試験管法によるABO 血液型検査
 2.2 試験管法によるRhD 血液型検査
 2.3 スライド法
 2.4 試験管法とスライド法の特徴

第 3 章 不規則抗体検査
 3.1 不規則抗体スクリーニング
 3.2 抗体同定検査
  3.2.1 生理食塩液法・間接抗グロブリン試験による抗体同定検査
  3.2.2 酵素法
  3.2.3 消去法
  3.2.4 確率計算による統計学的評価
  3.2.5 抗原検査

第 4 章 交差適合試験
 4.1 生理食塩液法主試験手順
 4.2 間接抗グロブリン試験主試験手順

第 5 章 直接抗グロブリン試験

第 6 章 間接抗グロブリン試験

第 7 章 亜型検査
 7.1 亜型検査の進め方
 7.2 吸着解離試験
 7.3 糖転移酵素活性測定
 7.4 唾液による凝集抑制試験
 7.5 抗A,抗B による被凝集価測定
 7.6 フローサイトメトリーによるAB 抗原解析
 7.7 遺伝子検査による亜型の推定

第 8 章 抗体価測定
 8.1 抗体価測定
 8.2 使用する赤血球の選択

第 9 章 予期せぬ反応への対処
 9.1 輸血検査の予期せぬ反応への対処
  9.1.1 赤血球側に問題がある場合
  9.1.2 血漿側に問題がある場合
 9.2 自己抗体吸着法
  9.2.1 PEG 吸着
  9.2.2 ZZAP 処理法
 9.3 分子標的治療薬の対処法

第 10 章 精度管理
 10.1 機器・器材類の精度管理
 10.2 環境整備
 10.3 輸血検査
 10.4 臨床検査室の第三者認定
 10.5 継続的改善

第 11 章 症例から考える
 11.1 ABO・RhD 血液型の予期せぬ反応
  11.1.1 亜 型
  11.1.2 温式自己抗体
  11.1.3 冷式抗体
  11.1.4 連銭形成
 11.2 RhD 血液型判定困難事例(weak D,partial D)
  11.2.1 D 陰性確認試験
  11.2.2 輸血への対応
 11.3 冷式自己抗体保有症例
 11.4 IgG 型温式自己抗体保有症例
 11.5 抗原表の特異性と反応パターンが一致しないとき考えられることは何か?
 11.6 母児間血液型不適合妊娠症例
  11.6.1 新生児・乳児のABO 血液型検査
  11.6.2 抗体価・児の不規則抗体検査・直接抗グロブリン試験
 11.7 高頻度抗原に対する抗体保有症例
 11.8 交差適合試験陽性症例
 11.9 汎血球凝集反応
 11.10 抗体による溶血反応を疑った場合にすべきことは何か?
 11.11 溶血性輸血反応
  11.11.1 急性溶血性輸血反応
  11.11.2 遅発性溶血性輸血反応