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物語で学ぶ緩和ケア
みんなでめざすチーム医療
へるす出版
電子版ISBN
電子版発売日 2021年9月20日
ページ数 152
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-86719-018-0
印刷版発行年月 2021年6月
書籍・雑誌概要
緩和ケアのキーワードとなる、家族を含めた全人的ケア、チーム医療は、がんのみならず心不全、神経筋疾患、認知症など、診断時・治療中から始まります。緩和ケアとは、医療者になったときに身につけておくべき、基本的で大切な知識・技能・態度なのです。本書はそれらを理解しやすいように、患者が主人公の物語仕立ての読みやすい構成となっています。多職種を対象に、学生や初学者、また教員にもおすすめの一冊。
目次
Ⅰ章 緩和ケアとは
Ⅱ章 がんと診断されてから
Prologue
1.診断期
事例の説明
トータルペイン
患者体験の物語
さらに学んでほしいこと
1 悪い知らせを伝えるコミュニケーション
2がん情報サービス
【ワンポイントメモ】
・インフォームドコンセント時の看護師の役割
2.治療期
事例の説明
トータルペイン
患者体験の物語
カンファレンス場面
さらに学んでほしいこと
1 術後痛の緩和
2ストーマサイトマーキング
3 大腸がんに対する薬物療法
4 経済的支援
5 介護保険
【ワンポイントメモ】
・リハビリテーションの種別
・リハビリテーション専門職
・退院調整アセスメント
・生命保険による経済的援助
・低位前方切除
・周術期のがんリハビリテーション
・周術期の口腔機能管理の必要性
・レスキュー
・訪問介護
3.再発期
事例の説明
トータルペイン
患者体験の物語
カンファレンス場面
さらに学んでほしいこと
1 直腸がん再発に対するCT 検査
2 直腸がんに対する放射線治療
3 早期からの緩和ケア
4がん疼痛治療の基本
【ワンポイントメモ】
・ 腫瘍マーカー
・腫瘍内科
・アドバンス ケア プランニング(ACP)
・ 緩和ケアチーム
4.在宅期
事例の説明
トータルペイン
患者体験の物語①
カンファレンス場面①
患者体験の物語②
カンファレンス場面②
カンファレンス場面③
患者体験の物語③
さらに学んでほしいこと
1がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン(2017年度版)
2イレウスと腸閉塞
【ワンポイントメモ】
・この時期のトータルペインの特徴と考え方
・キャンサーボード
・退院における看護師の役割
・退院における薬剤師の役割
・ 施設リハビリテーションと訪問リハビリテーションの相違点
・がん性腹膜炎
・緩和ケア病棟の役割
・ホスピス
・在宅への移行プロセス
・在宅緩和ケアを実現するための要点
・訪問診療と往診
・訪問歯科医師
5.看取り期
事例の説明
トータルペイン
患者体験の物語
家族での話し合い;妻の語り
カンファレンス場面
さらに学んでほしいこと
1 終末期の水分 栄養補給
2リビングウイル
3 尊厳死
4 最期の場所
5 死亡診断書(死体検案書)
6 死後の処置(エンゼルケア)
7 悲嘆のケア
【ワンポイントメモ】
・デイサービス(通所介護)
・ショートステイ
・ DNAR(do not attempt resuscitate)
・ HOT(home oxygen therapy;在宅酸素療法)の導入
・終末期リハビリテーション
・廃用症候群(disuse syndrome)
・見捨てられ不安
・終末期の対応におけるパンフレットの活用
・死亡直前の身体的変化
・死の過程における呼吸の変化
・死亡の確認;死の三徴候
・看取りの場での立ち居ふるまい
・看取り場面における医師 看護師以外のメディカルスタッフの対応
Ⅲ章 これからの緩和ケア
1 地域で支える緩和ケア;実践例をとおして
2 働く人を支える緩和ケア
3 認知症患者の緩和ケア
4 看取りの作法
参考となる図書 資料
索引