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外来で神経を診る

外来で神経を診る
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筆頭著者 高木 誠 (監修)

その他の著者等 星野晴彦/荒川千晶(編集)

シービーアール

電子版ISBN

電子版発売日 2019年3月4日

ページ数 350

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-902470-99-4

印刷版発行年月 2014年7月

DOI https://doi.org/10.32208/9784902470994

書籍・雑誌概要

臨床神経学のメッカとして誰でもが認める東京済生会中央病院が、神経内科、脳神経外科、さらには総合診療科の神経グループのスタッフ総勢で、自院の臨床経験にエビィデンスを裏付けながら、外来の場で頻度の高い症候、疾患と外来での見逃がしが致命的になる疾患を厳選し、それらに集約して、外来神経学のテキストとして「入電直後からの対応の準備、診察、検査、診断の手順と治療、処置の手技や体制、ディスポジションからコンサルテーションまでを、基本レベルルは研修医との対話形式を用いて研修医レベルの疑問に対する解説おこなうとともに、臨床神経学の伝統ある病院として、これまで蓄積してきた内科専門医、総合診療医、専修医に必要なレベルのノウハウまでを、日常診療の語るように自然に、自信を持って、明快に、実践に基づき解説しています.とくに神経学はロジカルな学といわれていますが、本書の真価もまさに50%はロジックの緻密さにあり、残り50%はピクトーリアルな表現で神経症候を読みとり、神経学的検査が自在にできるようイラストでスキルの解説をしています.メディカルイラストレーターの第一人者中野朋彦氏を擁し、著者らとの議論を重ねてイラストを幾度も修正しオリジナルなものを描きました.この点では他書の追随を許さないビジュアルです.本書の表現は全体を通して優しく書かれていますが、おそらく、これらの症候の理解と神経学的検査法を身につければ初期研修医のみでなく一般内科医、総合診療医、救急医であっても外来における診療能力としては無条件に合格のレベルではないでしょうか.名門病院にもかかわらず、最近の傾向に反してなるべく日本語を使って、おごりのない文章がととてもうれしいです.

目次

推薦の言葉
序文
監修者・編集者・執筆者一覧
口絵 イラストで見る神経徴候と神経学的検査法
Ⅰ.外来で神経疾患を診るということ
 1. 神経疾患の診療の基本/星野晴彦
 2. 外来における神経学的診察のABC
Ⅱ.重要な神経症候の外来アプローチ
 1. 頭痛
 2. めまい
 3. しびれ
 4. 痙攣
 5. 認知機能障害
 6. 歩行障害
 7. 意識障害
 8. 失神
 9. 複視
Ⅲ.代表的神経疾患の外来アプローチ
 1. 超急性期の脳梗塞
 2. 急性期・慢性期の脳梗塞
 3. 一過性脳虚血発作
 4. 脳出血
 5. くも膜下出血・未破裂動脈瘤
 6. てんかん
 7. 多発性硬化症
 8. ギランバレー症候群
 9. 脳炎,髄膜炎
 10. パーキンソン病/パーキンソニズム
 11. 認知症
 12. 顔面神経麻痺
 13. 絞扼性末梢神経障害