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「尺度」を使った看護研究のキホンとコツ 第2版
筆頭著者 川本 利恵子 (総監修・執筆)
その他の著者等 鳩野洋子・長聡子・前野有佳里
日本看護協会出版会
電子版ISBN 978-4-8180-2693-3
電子版発売日 2024年2月15日
ページ数 144
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-8180-2754-1
印刷版発行年月 2023年10月
書籍・雑誌概要
看護研究の精度を上げ、かつスピードアップも実現する「尺度」の使い方を徹底解説
尺度とは何か、既存の尺度からどのような視点で選べばよいのか、尺度を使ってどのように調査・分析したらよいのかなど、尺度を使って看護研究に取り組むための“キホンとコツ”をまとめた好評書籍、待望の改訂版!
第2版では、Web調査の方法や本書の活用事例などを追加し、より読みやすくブラッシュアップしました。
目次
序章 看護研究における尺度活用の意義
CHAPTER1 尺度を選ぶ――研究の目的にあった尺度をどう選ぶか
1 尺度とは
尺度に類似した言葉
2 尺度の種類
測定技法による分類
数の性質による分類
3 何を明らかにしたいのか明確にしよう
4 尺度を探してみよう
5 尺度開発の過程が記載された文献を読もう
6 尺度の特徴を確認しよう
何を測っているのか(尺度の定義)
誰に対して使うことを想定してつくられたものであるのか
7 尺度の信頼性、妥当性を確認しよう
尺度の信頼性
尺度の妥当性
8 尺度の活用例を確認しよう
尺度を使う場合の注意点がわかる
自分の調査結果の予想ができる
自分の調査結果と比較することができる
CHAPTER 2 尺度を活用した研究をはじめる
1 守らなければならないルール
[ルール1]尺度は照合機能を備えたチェックリストではない
[ルール2]尺度開発者への倫理的配慮に留意
[ルール3]研究対象者への倫理的配慮にも注意
[ルール4]尺度の改変をしてはいけない
[ルール5]尺度を用いた研究の限界を知っておこう
2 尺度開発者へ使用許諾をとろう
尺度の使用許諾とは
使用許諾のとり方
3 尺度を使用した調査をはじめる
尺度を活用した調査の手順とポイントを知ろう
尺度を活用した調査の事前準備をしよう
尺度を活用した質問紙をつくってみよう
簡単な予備調査をしてみよう
調査実施の依頼の仕方
Web調査の方法
CHAPTER 3 尺度を使って研究をまとめる
1 尺度を研究に活用するために
2 質問紙が戻ってきたら
質問紙回収後の手順
質問紙の確認
結果を入力する ― データシートの作成
結果を入力する ― データの入力
データ入力が終わったら ─ データのクリーニング
3 尺度を活用した研究に必要な統計の基礎
尺度を使った研究結果を分析するには
分析の順序 ― 分析の計画を立てよう
記述統計 ─ 調査結果を整理しよう
推測統計 ― 検定手法を用いる
検定方法の選び方
平均値を比べる
関連を見る
4 尺度に関する研究を理解したい・尺度を開発する研究を行いたい人へ
尺度開発の手順
試作版尺度の調査結果を分析する
CHAPTER 4 尺度を活用した看護研究の実際
1 「一般病棟におけるがん患者の家族ケア実践評価スケール」の活用事例
[手順1]尺度を探す
[手順2]尺度の特徴を理解する
[手順3]尺度開発者への使用許諾をとろう
[手順4]質問紙をつくってみよう
[手順5]質問紙調査を行う
[手順6]データ入力を行う
[手順7]分析を行う
[手順8]研究結果をまとめる
2 「警察官通報対応における保健師のケア実践行動指標」の活用事例
CHAPTER5 看護研究初心者による本書の活用事例
1本書を活用し取り組んだ研究内容
2本書活用のポイント
研究手法に悩んでいるとき、出会った本書
“研究初心者”による本書の活用法
終章 尺度活用によるふた味違うコツ