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助産師基礎教育テキスト 2023年版 第1巻 助産概論・母子保健

助産師基礎教育テキスト 2023年版 第1巻 助産概論・母子保健
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筆頭著者 工藤 美子 (責任編集)

日本看護協会出版会

電子版ISBN 978-4-8180-2641-4

電子版発売日 2023年2月28日

ページ数 306

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8180-2551-6

印刷版発行年月 2023年1月

DOI https://doi.org/10.32181/9784818025516

書籍・雑誌概要

★2023年版より「助産概論・母子保健」に改題★

●助産や助産師の定義と役割・機能、助産ケアの理論、助産をめぐる倫理、リプロダクティブヘルス/ライツなど、助産ケアの基盤となる考え方を学ぶことができます。
●日本と世界の母子保健の動向と課題を解説。母子保健制度や施策について最新の情報を掲載しています。
●お産の歴史について、豊富な史料を用いて詳しく解説。また、民俗学・文化人類学の視点から世界各国のお産を紹介し、助産師の変遷について理解を深めることができます。
≪本書は初刷を電子化しております≫

目次

第1章 助産師とは
 1.助産とは
  1 子どもを産むこと,子どもが生まれること
  2 子どもを産み育てることの支援

 2.助産師の定義
  1 専門職としての助産師
  2 日本の助産師

 3.助産師の業務
  1 保健師助産師看護師法における助産師の業務
  2 助産実践
  3 母性看護領域における周産期看護の看護業務基準

 4.助産師の教育
  1 日本の助産師基礎教育
  2 日本の助産師の継続教育と卒後教育
  3 諸外国における助産師教育

 5.助産師と研究
  1 ICM所信声明からみる研究における助産師の役割

 6.Evidence Based Practice
  1 よい実践とエビデンス
  2 Evidence Basedとは
  3 科学的根拠に基づくケアへの5つのステップ
  4 助産師が活用できるエビデンス

第2章 助産師が行うケア
 1.対象理解とケア論の考え方

 2.対象の見方
  1 セルフケア理論
  2 アタッチメント理論
  3 役割理論

 3.女性の意思決定を支えるしくみ
  1 ヘルスケアにおける意思決定へのアプローチ
  2 女性と助産師との関係性における意思決定
  3 女性の望む意思決定スタイル
  4 意思決定に影響を及ぼす要因
  5 女性の意思決定を支援するための助産師のアプローチ:不確かさの容認
  6 女性の意思決定を支援する取り組み

 4.Women-centered care:女性を中心にしたケア
  1 女性を中心にしたケアとは
  2 女性を中心にしたケアの帰結
  3 女性を中心にしたケアに関連した概念

 5.Family-centered care:家族中心のケア
  1 家族を対象としたケアについて
  2 ファミリーセンタード・マタニティ・ケアの歴史と発展
  3 ファミリーセンタード・マタニティ・ケアの実際

 6.保健指導の技術:対象別のアプローチ
  1 助産領域における保健指導とは
  2 「切れ目のない支援」における保健指導の位置づけ

第3章 助産実践の倫理
 1.倫理の位置づけ

 2.実践と倫理的意思決定
  1 なぜ実践の倫理なのか?
  2 価値とは何か?
  3 倫理原則
  4 倫理的意思決定のプロセス
  5 日本文化と倫理的判断

第4章 女性の健康と人権
 1.リプロダクティブ・ヘルス/ ライツ
  1 リプロダクティブ・ライツ
  2 リプロダクティブ・ヘルス

 2.女性の健康にかかわる権利
  1 リプロダクティブ・ヘルス/ ライツまでの世界の動き
  2 女性の人権

 3.性差医療の中の女性医療
  1 性差医療の歴史
  2 日本の女性医療の取り組み
  3 性差を考慮した看護学(Gender-Specific Nursing)

 4.生命倫理上の課題
  1 生命倫理と意思決定
  2 出生をめぐる倫理的課題

第5章 お産の歴史と文化
 1.お産の歴史
  1 産婆の職業化
  2 江戸時代の産婆の職業化
  3 明治時代の産婆
  4 大正時代から第二次世界大戦終了まで
  5 第二次世界大戦終了後から昭和時代
  6 平成時代のお産

 2.諸外国のお産の歴史
  1 助産師ということば
  2 古代ギリシアから古代ローマ
  3 12 世紀から16 世紀
  4 17 世紀から18 世紀
  5 19 世紀
  6 19 世紀末から20 世紀

 3.お産と文化
  1 伝統的出産と近代的出産
  2 現代の助産師の担うべき地域社会における社会文化的役割
  3 民俗学,文化人類学におけるとらえ方
  4 女性の健康を害する慣習
  5 トランスカルチュラル・ナーシング:文化人類学の視点を取り入れた看護の視点

第6章 日本の母子保健の動向と課題
 1.母子保健の基本的知識
  1 母子保健の理念と対象
  2 母子保健の変遷
  3 地域・地域社会の概念
  4 母子保健とヘルスプロモーション

 2.母子保健に関する指標と動向
  1 母子保健の水準を示す指標
  2 出生に関する指標
  3 死亡に関する指標
  4 人口構造の変化(少子高齢化)
  5 少子化に関連する動向

 3.母子保健行政のしくみと関係法規
  1 母子保健行政のしくみ
  2 母子保健の関係法規

 4.母子保健に関する制度
  1 主な母子保健施策
  2 少子化対策と母子保健に関する施策

第7章 世界の母子保健の動向と課題
 1.母子保健に関する動向
  1 出生に関する動向
  2 死亡に関する動向
  3 妊産婦疾病,健康障害
  4 母子の健康に間接的に関連する要因

 2.母子保健施策
  1 持続可能な開発目標
  2 母子の健康に対するケア
  3 継続ケア

 3.母子保健に関する国際的な活動の場
  1 国際機関や組織
  2 助産師が活躍できる場

資料
 1 保健師助産師看護師法(抄)
 2 母子保健法(抄)
 3 ICM 助産師の倫理綱領
 4 ICM 基本的助産実践に必須なコンピテンシー
 5 助産師の倫理綱領
 6 少子化社会対策大綱

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