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医学のあゆみ283巻4号
異種移植の現状と展望
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年10月24日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2022年10月
書籍・雑誌概要
異種移植の現状と展望
企画:宮川周士(大阪大学大学院医学系研究科小児成育外科・臓器移植)
・2021年末,3例のブタ腎移植が短期間であったが脳死患者に施行され,いわゆる超急性拒絶反応が,遺伝子を改変したブタからの臓器では回避できることが証明された.
・2022年にはブタ心移植も行われ,60日ではあるが生存を得ている.これらは紛れもなく異種移植研究の成果であり,躍進を物語っている.
・本特集は,世界の動向を紹介する目的で4人の先生方に欧米の主要大学の状況を,5人の先生方に日本での異種移植への取り組みと関連の研究を紹介していただく.
目次
■はじめに――異種移植の現況
■臨床応用可能な3種異種抗原ノックアウトブタを用いたサルへの異種腎移植の長期生着
■ドイツにおける異種移植研究の現状
■アラバマ大学・Cooperグループの異種移植研究
■異種移植研究の現況とコロンビア大学ジョンズホプキンス大学・山田グループの取り組み
■免疫隔離膜を用いたブタ膵島移植による糖尿病治療
■異種移植臓器ドナーとしての遺伝子改変ブタの開発
■呼吸器分野における異種移植の現状――遺伝子改変ブタを用いた異種肺移植および脱細胞化気管・肺研究
■異種移植を可能にする抗体関連拒絶反応の克服
■循環器領域における異種移植の展望
連載
【人工臓器の最前線】
11.人工腎臓
【医療AI技術の現在と未来――できること・できそうなこと・できないこと】
6.AI問診で実現する医療現場の働き方改革
TOPICS
【脳神経外科学】
頭部外傷診療におけるCOVIDー19の対応
【細胞生物学】
上皮組織の修復を促進する新規生体由来ペプチドJIPの発見
フォーラム
【グローバルヘルスの現場力】
8.アジアで探る,真の看護とは何か?
【日本型セルフケアへのあゆみ】
17.がんのセルフケア:重粒子線治療の特徴と課題