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医学のあゆみ283巻13号
クライオ電顕が解き明かす神経変性疾患のメカニズム
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2022年12月26日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2022年12月
書籍・雑誌概要
クライオ電顕が解き明かす神経変性疾患のメカニズム
企画:長谷川成人(東京都医学総合研究所認知症・高次脳機能分野)
・近年,クライオ電子顕微鏡解析の技術革新により,患者脳内に蓄積する異常タンパク質の構造が次々と解明される時代となった.
・本特集は,クライオ電顕解析の原理と現状,タウ,αシヌクレイン,アミロイドβ,TDPー43,TMEM106Bの構造,疾患脳ごとに蓄積するタンパク質の種類や構造がどう異なるのか,病理,病態形成の観点から執筆していただく.
・また,クライオ電顕による構造解明の応用として最も期待される診断薬や創薬の開発へのトピックスにも言及することとした.今後発展が期待されるトモグラフィについても記述していただく.
目次
■クライオ電顕の原理と日本の現状
■タウ線維構造に基づいたタウオパチーの疾患分類
■シヌクレイノパチー線維の構造
■Aβ線維の構造
■ALS患者脳に蓄積するTDPー43線維の構造
■クライオ電顕解析でみつかった新規アミロイドTMEM106Bの役割
■構造をもとにしたタウPETプローブ開発
■クライオ電子線トモグラフィ法を用いた神経変性疾患の病態解明
連載
【人工臓器の最前線】
16.アフェレシス療法:最近の進歩
【医療DX――進展するデジタル医療に関する最新動向と関連知識】
5.医療機関のサイバーセキュリティ・マネジメント
TOPICS
【麻酔科学】
周術期アナフィラキシーと好塩基球活性化試験
【免疫学】
B細胞由来のGABAは抗腫瘍免疫を抑制する
フォーラム
古代人のゲノム解析と人類の進化――2022年ノーベル生理学・医学賞によせて
新たな機能性分子を合成する手法“クリックケミストリー”――2022年ノーベル化学賞によせて
【グローバルヘルスの現場力】
13.HIV母子感染――生き延びた青年たちがともに切り開く人生
【医療MaaS――医療と移動の押韻】
3.寒立馬さんたちへ