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医学のあゆみ282巻11号

心筋炎――医療と医学の最前線

医学のあゆみ282巻11号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2022年9月12日

ページ数 70

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2022年9月

書籍・雑誌概要

心筋炎――医療と医学の最前線
企画:今中恭子(三重大学大学院医学系研究科修復再生病理学)

・心筋炎は,心臓の筋肉の炎症性疾患と広く定義される.一般にウイルス感染をきっかけとした自己免疫が本態であり,重症心不全をきたし,しばしば致命的であるが,発症頻度は低く,少し特殊な心疾患と認識されてきた.
・昨今,COVIDー19急性心筋炎,それに関連した小児多系統炎症性症候群(MIS-C/PIMS),さらにCOVIDー19 mRNAワクチン関連心筋炎といった新たな疾患カテゴリーが次々と提唱され,心筋炎に対する関心は急速に高まった.
・本特集では,現在日本で行われている心筋炎の診断,治療に加え,病態メカニズム,特に病原体感染と免疫の関与に関する最新の知見を紹介し,今後の課題を明らかにする.

目次

■心筋炎・心膜炎の診断と病理
■ウイルス性心筋炎の病原ウイルス検索手法とその意義
■心筋炎の薬物治療・非薬物治療
■慢性心筋炎と拡張型心筋症
■心筋炎と免疫応答
■OncoーCardiologyにおける心筋炎
■小児心筋炎とCOVIDー19――MIS-C/PIMS
■COVIDー19ワクチン関連心筋炎

TOPICS
【消化器内科学】
潰瘍性大腸炎の診断に有用な新たな自己抗体マーカー
【腎臓内科学】
宇宙旅行時の腎臓の役割――“うちゅうじん”の正体

連載
【バイオインフォマティクスの世界】
18.プレシジョン・メディシンⅡ――がんゲノミクスの応用
【人工臓器の最前線】
6.呼吸不全に対する膜型人工肺(VV-ECMO)――withコロナの時代に向けて
【医療AI技術の現在と未来――できること・できそうなこと・できないこと】
はじめに
1.医療へのレディオミクスAIの貢献

フォーラム
【グローバルヘルスの現場力】
3.グローバルヘルスにおけるジェンダー平等と女性のエンパワーメント
【書評】
『免疫学者のパリ心景 新しい「知のエティック」を求めて』