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医学のあゆみ277巻13号
自律神経と免疫――ここまでわかった神経-免疫相互作用のメカニズム
医歯薬出版
電子版ISBN
電子版発売日 2021年6月28日
ページ数 70
判型 B5
印刷版ISSN 0039-2359
印刷版発行年月 2021年6月
書籍・雑誌概要
自律神経と免疫――ここまでわかった神経-免疫相互作用のメカニズム
企画:鈴木一博(大阪大学免疫学フロンティア研究センター免疫応答動態学研究室,同微生物病研究所免疫応答動態分野)
・“病は気から”ということわざにも示されるように,神経系と免疫系がなんらかの形で影響を及ぼし合っていることが古くから経験的に知られていた.
・神経-免疫相互作用のメカニズムが分子レベルで解明されるようになったのは,今世紀に入ってからのことである.今日に至るまで自律神経系と免疫系の相互作用のメカニズムに関する知見が蓄積されてきた.
・本特集が,自律神経系と免疫系の機能連関についての最新の知見を読者の先生方と共有する機会を提供し,わが国における研究者コミュニティーの裾野を広げる一助となれば幸いである.
目次
■ゲートウェイ反射による組織特異的な炎症の制御
■交感神経による免疫細胞動態の制御
■自律神経による自然リンパ球の制御
■中枢神経障害による免疫系の変容
■心臓恒常性と心疾患における自律神経――免疫連携
■腸-肝臓-脳相関による炎症制御
TOPICS
【血液内科学】
炎症性微小環境から迫る骨髄異形成症候群の病態
【アレルギー学】
脳内報酬系の活性化はアレルギーを緩和する
【医用工学・医療情報学】
医療機関における勤務環境改善・働き方改革とIT
連載
【この病気,何でしょう? 知っておくべき感染症】
11.旋毛虫症(食歴を尋ねよう)
【いま知っておきたい最新の臨床検査――身近な疾患を先端技術で診断】
10.造血器腫瘍の遺伝子検査:臨床的意義と測定原理
フォーラム
【日本におけるワクチン不信を巡る謎】
3.1950~1980年代の日本における信頼の動き――ポリオ,百日咳,MMR