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医学のあゆみ277巻10号

CARーT細胞療法の現在と将来展望

医学のあゆみ277巻10号
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医歯薬出版

電子版ISBN

電子版発売日 2021年6月7日

ページ数 120

判型 B5

印刷版ISSN 0039-2359

印刷版発行年月 2021年6月

書籍・雑誌概要

CARーT細胞療法の現在と将来展望
企画:豊嶋崇徳(北海道大学大学院医学研究院血液内科学)

・CARーT細胞療法は,史上はじめて明らかな有効性が認められたがん免疫細胞療法である.また,史上はじめて認可された“遺伝子治療”でもある.
・CARーT細胞療法は作用機序が薬物療法と異なるため幅広く効果が期待され,効果が認められた場合には長期寛解が期待される.一方で,誰でもこの治療が受けられるわけではなく,それなりの重い副作用も起きうる.
・CARーT細胞療法は誕生後まもなく,日々進化を遂げており,常に情報収集しておかないといい医療を提供できない.CARーT細胞療法が適切な患者に,安全に,有効に行えるようにとの思いを込めて本特集を編集した.

目次

■総論
CAR-T細胞療法開発の歴史
CAR-T細胞の構築
CAR-T細胞治療のための施設要件と品質管理システムの構築
造血細胞移植レジストリを基盤としたCAR-T細胞治療レジストリの構築
CAR-T細胞療法までの流れ
CAR-T細胞療法に対する治療抵抗性メカニズム
CAR-T細胞の将来展望――適応症と利便性の拡大,そしてoff-the-shelf化へ
■治療成績
小児/若年ALLに対するCAR-T細胞療法
成人急性リンパ芽球性白血病の治療成績
悪性リンパ腫――びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
濾胞性リンパ腫
多発性骨髄腫に対するCAR-T細胞療法――現状と将来展望
急性骨髄性白血病に対するCAR-T細胞療法の現状と課題
固形がんに対するCAR-T細胞療法の開発動向
■合併症マネジメント
サイトカイン放出症候群
ICANSに対するマネジメント
遷延性血球減少症
CAR-T細胞治療後の低ガンマグロブリン血症