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薬剤師力がぐんぐん伸びる 総合診療医が教える検査値の活かし方

薬剤師力がぐんぐん伸びる 総合診療医が教える検査値の活かし方
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筆頭著者 岸田 直樹 (著・監)

日経BP

電子版ISBN

電子版発売日 2024年6月24日

ページ数 244

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-296-20485-4

印刷版発行年月 2024年5月

DOI https://doi.org/10.24630/9784296204854

書籍・雑誌概要

処方から病態を推論し、必要な検査値を考えアセスメントし、処方提案や薬学管理を考える――のステップに沿って検査値活用術を伝授

 薬局において、患者が持参した血液検査や尿検査などの臨床検査結果を薬剤師が目にする機会が増えています。しかし、検査結果の読み解き方や薬学管理への活かし方に関して、苦手意識を抱いている薬剤師は少なくありません。本書では、(1)処方から病態を推論する、(2)必要な検査値を考える、(3)検査値をアセスメントする、(4)医師への提案や薬学的管理を考える――という4つのステップに沿って、臨床現場で検査値を活用するノウハウを、総合診療医である岸田直樹氏が解説します。
 岸田氏は、2020年9月号から23年7月号まで、月刊誌「日経ドラッグインフォメーション プレミアム版」(日経DI プレミアム版)で連載していた人気コラム「4つのステップで考えるDr.岸田の検査値の活かし方」でもおなじみのドクターです。
 本書では、同連載のエッセンスを取り入れつつ、前述の4つのステップの考え方の他、疾患・病態別に押さえるべき検査値・データの読み方も網羅。臨床検査値に“強く”なりたい薬剤師必読の一冊です。

目次

PART1 薬学管理の質が高まる「4つのステップ」
検査値活用のための「4つのステップ」
 ステップ1 処方箋から患者の疾患・病態を知る
 ステップ2 確認すべき検査値の選び方
 ステップ3 検査値はどう評価する?
 ステップ4 検査値を活かした管理・指導とは

PART2 疾患・病態別、検査値・データの読み方
糖尿病1 血糖コントロールの目標値を把握する
    〔HbA1c〕
糖尿病2 合併症管理に欠かせない検査値は?
    〔SCr〕〔eGFR〕〔尿中アルブミン〕〔LDL-C〕〔血圧〕
糖尿病3 薬剤別、確認すべき検査値はコレ
    〔SCr〕〔eGFR〕〔 BUN/SCr比〕〔BNP〕
糖尿病4 実践! 検査値を活用してみよう

高血圧 目の前の患者の降圧目標を知ろう
    〔血圧〕〔心拍数 〕〔腎機能〕〔K 〕〔Na〕〔心電図〕
脂質異常症1 脂質管理の目標値を把握しよう
    〔LDL-C〕〔TG〕
脂質異常症2 スタチン服用患者の脂質管理を考える
    〔LDL-C〕〔TG〕〔CK〕
慢性腎臓病(CKD)1 絶対押さえたい基本の検査値
    〔SCr〕〔CCr〕〔eGFR〕
慢性腎臓病(CKD)2 尿検査についても知っておこう
    〔尿中アルブミン・蛋白〕
慢性腎臓病(CKD)3 腎を守るために押さえたい検査値
    〔血圧〕〔HbA1c〕〔LDL-C〕
慢性腎臓病(CKD)4 腎機能低下患者に確認すべきは?
    〔K〕〔P〕〔Ca〕〔Hb〕
心不全1 増悪させないためのフォローは?
    〔BNP〕〔NTpro-BNP〕
心不全2 服用薬の副作用をチェック
    〔Na〕〔K〕〔BUN/SCr比〕 〔SCr〕
貧血 原因を考えるにはこの検査値を確認
    〔Hb〕〔MCV〕
甲状腺疾患 TSHと甲状腺ホルモンの関係は?
    〔TSH〕〔FT3〕〔FT4〕
高尿酸血症 治療開始基準を知っておこう
    〔尿酸〕
脱水の疑い 複数の検査値で“らしさ”を確かめる
    〔BUN/SCr比〕〔Hb〕〔Alb〕〔Ht〕〔尿酸〕
抗血栓薬服用患者 出血傾向を検査値から確認
    〔PT-INR〕〔Hb〕〔腎機能〕〔肝機能〕

PART3 カンファレンスで学ぶ 検査値の活かし方
 CASE1 80 歳男性、鉄剤の処方から推論できることは?
 CASE2 どうする!? 自己管理できない糖尿病患者のインスリン療法
 CASE3 多剤併用の心不全患者の減薬ポイントは?

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