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認知症支援ガイド 最期まで本人の意思を酌み取ったケアを実現するために

認知症支援ガイド 最期まで本人の意思を酌み取ったケアを実現するために
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筆頭著者 「療養場所の違いに応じた認知症者のエンドオブライフ・ケア充実に向けての調査研究―COVID―19流行の影響も踏まえて―」研究班 (著)

日経BP

電子版ISBN

電子版発売日 2024年4月15日

ページ数 164

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-296-20484-7

印刷版発行年月 2024年4月

DOI https://doi.org/10.24630/9784296204847

書籍・雑誌概要

厚生労働科学研究班が作成した2つの研究成果報告書を1冊にまとめた本。認知症患者の人生に寄り添い、最後まで本人の意志を尊重したケアを実践するためのガイドライン。認知症が進行すると、意志の疎通が難しくなり、本人が何を望んでいるのか、何を苦痛に感じているのか把握するだけでも困難になる。そんな状況を打開して、緩和ケアを実践するための研究と、認知症患者や家族が直面する可能性がある様々な場面や、生活場所別の支援方法をまとめている。

目次

第1部 認知症患者のエンドオブライフ・ケア支援ガイド
第1章 エンドオブライフ・ケアとは
第2章 エンドオブライフ・ケアの意思決定支援の基本―緩和ケアの考え方を活かす
第3章 意思決定支援とは―共同意思決定(SDM)の実践
 3-1 意思決定とは何か
 3-2 本人の意向の尊重
 3-3 共同意思決定(SDM)―意思決定支援のプロセス
 3-4 明確な言語化を躊躇する日本の文化の中で
 3-5 認知症の初期から継続的に意思決定を支援すること
第4章 意思決定の分岐点とは
第5章 認知症のエンドオブライフにおける各分岐点
 5-1 ケアの選択に関わる分岐点 
  5-1-A 食べられなくなってきたとき
  5-1-B 眠る時間が増えてきたとき
 5-2 治療法の選択に関わる分岐点
  5-2-A 人工的水分・栄養補給法(artificial hydration and nutrition:AHN)を検討するとき
  5-2-B 誤嚥性肺炎に罹患したとき
  5-2-C 他の感染症に罹患したとき
  5-2-D 侵襲性の高い治療法を検討するとき
  5-2-E 「認知症の緩和ケア実践ガイドライン」
  5-2-F 「臨床倫理ガイドライン」
  5-2-G 延命医療について
 5-3 療養場所の選択に関わる分岐点 
  5-3-A 在宅
  5-3-B 高齢者介護施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホームなど)
  5-3-C 病院
第6章 医療・ケアチーム側から本人・家族側へ提供すべき情報について
 6-1 治療とケアに関する情報 
  6-1-A 診断名、予想される症状とその発現時期、今後の展開の見通し、生命予後・機能予後
  6-1-B 治療法の選択肢、ケアの選択肢、トータルペインへの対応も
  6-1-C 医療費
 6-2 生活に関わる情報
  6-2-A 療養場所の選択肢
  6-2-B 在宅医療の社会資源とサービス活用法
  6-2-C 介護費用 
 6-3 医療・ケアチームや患者会・家族会などについて
  6-3-A 担当の医療・ケアスタッフの氏名・職種と連絡先
  6-3-B 患者と家族の会およびグリーフワークのピアサポート団体について
第7章 医療・ケアチームが本人・家族側に言葉をかけるタイミング
 7-1 在宅において本人・家族等の意向を知るために医療・ケアチームが言葉をかけるタイミング  
 7-2 本人・家族側との対話について
  7-2-A 在宅
  7-2-B 高齢者介護施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホームなど)
  7-2-C 病院
 7-3 意思決定に関する対話を担当する職種について
 7-4 きっかけとなる具体的な対話方法
第8章 代弁者―意思決定における家族等の役割
第9章 多職種間の情報共有の重要性
 9-1 在宅
  9-1-A 24時間の生活を把握する難しさ
  9-1-B 多職種の範囲の相違
  9-1-C 収集可能な情報の相違
  9-1-D 在宅療養における多職種間の情報連携
 9-2 高齢者介護施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホームなど)
 9-3 病院
第10章 本人の意向/価値観・選好を把握できないとき―チームによる最善の方針の判断
第11章 ACPについて
 11-1 ACPとは何か
  11-1-A ACPの定義
  11-1-B ACPの目標
 11-2 ケア・プランニングとACPは連続的
 11-3 事前指示について
第12章 認知症を有する人のためのACP実施における推奨事項
第13章 成年後見制度について
 13-1 成年後見人とその職務について
 13-2 後見人等による意思決定支援への関与
 13-3 医療・ケアの場面において後見人などに期待される役割
第14章 グリーフケアについて
第15章 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)および他の疫病の発生時のために
 15-1 在宅
  15-1-A コミュニケーションが後回しになる
  15-1-B 極限の状況で本人にとって信じられる存在であるか
  15-1-C 日頃の話合いの重要性と医療・ケアチームとの関係性
 15-2 高齢者介護施設(特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護付き有料老人ホームなど)
 15-3 病院
第16章 診療録などの記録について
第17章 本人・家族等に関わる情報の保護について

第2部 認知症の緩和ケア実践ガイドライン
はじめに
第1章 認知症の緩和ケアとは
第2章 痛みの評価
第3章 残存する認知機能の評価
第4章 予後予測
第5章 パーソン・センタード・ケア
第6章 重度認知症のスピリチュアリティ
第7章 アドバンス・ケア・プランニング
第8章 コミュニケーション
第9章 認知症(BPSD含む)の治療
第10章 食事が摂れなくなった時のアプローチ
第11章 終末期認知症の感染症マネジメント
第12章 臨死期のケア
第13章 介護者のケア
第14章 遺族のケア
第15章 追加情報

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