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診療所で診る子どもの皮膚疾患 第2版

診療所で診る子どもの皮膚疾患 第2版
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筆頭著者 中村 健一 (著)

日本医事新報社

電子版ISBN

電子版発売日 2025年4月21日

ページ数 272

判型 A4

印刷版ISBN 978-4-7849-5193-2

印刷版発行年月 2025年3月

DOI https://doi.org/10.24542/9784784951932

書籍・雑誌概要

☆大好評書が待望の改訂です。新薬が登場したアトピー性皮膚炎、多汗症などを中心に、最新情報にブラッシュアップ。
☆小児における鑑別診断の考え方を解説するとともに、各種疾患の対処法を貴重な写真を添えて詳述。疾患解説は最低限マークするべきものを厳選することで、日常診療の実態に沿った実践書となっています。小児で重要な保護者への説明についても多くのページを割きました。
☆さらに、小児皮膚診療に必要な機器、皮膚科で使われる独特な用語の解説、薬剤の使い方、レセプト請求のコツ、紛らわしい疾患の鑑別、難しいケースの対処法などなど、第一線の皮膚科診療所で毎日多くの症例をこなす筆者が、小児皮膚診療に必要な情報を惜しげもなく開陳しました。中村先生節、健在です。

目次

第1章 小児皮膚診療の基本
はじめに
Ⅰ 小児皮膚診療を始めるために必要なアイテム
Ⅱ 所見の取り方─ 紅斑? 紫斑? 毛細血管拡張? どう異なる?
Ⅲ 薬剤について
Ⅳ レセプト請求と法律について

第2章 小児皮膚診療FAQ
小児皮膚診療FAQ

第3章 小児皮膚疾患の鑑別診断
小児皮膚疾患の鑑別診断

第4章 患児の疾患別 診断・対処法紹介
Ⅰ 細菌感染症
1 伝染性膿痂疹
2 多発性汗腺膿瘍
3 毛包炎,せつ,よう
4 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS:staphylococcal scalded skin syndrome)

Ⅱ ウイルス感染症
1 麻 疹
2 風 疹
3 突発性発疹
4 Gianotti-Crosti(ジアノッティ・クロスティ)症候群
5 伝染性単核球症
6 伝染性紅斑
7 手足口病
8 水 痘
9 帯状疱疹
10 単純ヘルペス,カポジ水痘様発疹症
11 ウイルス性乳頭腫(疣贅=いぼ)
12 伝染性軟属腫
13 砂かぶれ様皮膚炎

Ⅲ 真菌感染症
1 足白癬などの白癬感染(皮膚糸状菌感染症)
2 カンジダ症(特にオムツ部)
3 スポロトリコーシス

Ⅳ 虫による疾患
1 疥 癬
2 アタマジラミ
3 蚊などによる虫刺され

Ⅴ 湿疹皮膚炎
A. 病名のある湿疹皮膚炎
1 接触皮膚炎
2 アトピー性皮膚炎
3 おむつ皮膚炎
4 脂漏性皮膚炎
5 手湿疹
6 貨幣状湿疹
7 その他 有名な湿疹皮膚炎
B. 病名のない湿疹皮膚炎
C.「 汗」の関与する湿疹皮膚炎

Ⅵ 食物アレルギー・アナフィラキシー・ 蕁麻疹・薬疹
1 食物アレルギー・アナフィラキシー
2 蕁麻疹
3 薬 疹

Ⅶ 母斑,色素斑,先天性疾患,腫瘍など
1 普通のホクロ(母斑細胞母斑はメラノーマになるのか?)
2 太田母斑
3 カフェオレ斑,扁平母斑
4 幼児血管腫(イチゴ状血管腫)
5 単純性血管腫(ポートワイン母斑,サーモンパッチ,ウンナ母斑)
6 脂腺母斑
7 毛母腫(石灰化上皮腫)
8 肥満細胞腫,肥満細胞症
9 その他

Ⅷ その他
1 尋常性白斑
2 尋常性痤瘡
3 円形脱毛症
4 抜毛癖(抜毛症)
5 熱傷,外傷の処置
6 陥入爪,巻き爪─ 間違いだらけの治療法をしていませんか?

第5章 よく出会う 外来実践問題演習
Ⅰ 診断クイズ
Ⅱ 症例から学ぶ難しいケースの対処法

Column
皮膚の色とは何か? 紅斑・紫斑・色素斑・白斑の病理組織学
原発疹のいろいろ
記載皮膚科学で役に立つ表現法
小児疾患診断の特殊性
新しい疾患は,まず開業医のところへ来る
孫子の兵法は,小児皮膚科の鑑別診断でも役に立つ
抗菌薬の使用法─ 第1世代? 第3 世代?
多発性汗腺膿瘍と化膿性汗腺炎
重症型細菌感染症,およびその類似型
ショックと名のつく病名 ─TSS,STSS,NTED
癜風,マラセチア毛包炎
黒ゴジラと白ゴジラ
いわゆる「乳児湿疹」
川崎病
母斑と母斑細胞は異なります
衝撃本『まるわかり創傷治療のキホン』の読み方