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CONSENSUS 2010に基づく新生児低体温療法 実践マニュアル
筆頭著者 田村 正徳 (監)
東京医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2018年1月1日
ページ数 144
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-88563-201-3
印刷版発行年月 2011年4月
書籍・雑誌概要
目次
前書き「なぜ今,低体温療法なのか」
1.プロローグ
この本のねらい
この本で使われている略語と専門用語
2.総論
1)新生児における低体温療法の歴史
2)HIEの病態生理と低体温による脳保護のメカニズム
3)低体温に対する生理的反応と合併症
3.マニュアル─基本編
1)現在の臨床エビデンスとガイドライン
2)低体温療法を施行する施設の条件
3)低体温療法の適応基準と除外基準 基本編1─新生児HIEの診断の基本
4)低体温療法の適応基準と除外基準 基本編2─適応基準の基本的な考え方
5)低体温療法の適応基準と除外基準 実践編─2010 CoSTRに基づく適応基準
6)aEEGと標準脳波 基本編
7)aEEGと標準脳波 応用編─低体温療法の適応基準としてのaEEG
8)低体温療法施行中のモニタリング
9)低体温療法の導入と維持─全身冷却と選択的頭部冷却の特徴
10)低体温療法導入の実際─選択的頭部冷却の場合
11)低体温療法導入の実際─全身冷却の場合
12)冷却維持期のモニタリングと検査
13)低体温療法中の内科管理─併用薬物療法
14)低体温療法中の内科管理─呼吸循環管理
15)低体温療法中の内科管理─輸液・電解質管理
16)低体温療法中の内科管理─その他
17)復温方法の実際
18)画像検査
19)HIE児のフォローアップ
4.マニュアル─実例編
1)北米 コーネル大学 ニューヨークプレスビテリアン病院の場合
2)英国ロンドン大学UCL校周産期病院の場合岩田欧介・岩田幸子
3)日本 淀川キリスト教病院の場合
5.まとめ
1)わが国における問題点と今後の展望
2)より効果的な低体温療法を求めて─今後の動向
3)導入基準やプロトコール変更の手順
4)低体温療法をめぐる倫理的課題
付録
1 日本版ガイドライン骨子
2 エントリー基準フローチャート
3 バイタルサインチェック用紙
4 レジストリー チェックシート
Column
2人の“新生児体温管理の父”―1950年代の論争の行方
低体温による代謝抑制のご利益
なぜ,5分ではなく10分アプガースコアでなければならないのか?
冷却中の脳機能モニターとしてのaEEG―睡眠周期が意味するもの
直腸か食道か?―新生児の標準深部体温
革新的モニタリングは誰のため?
どれだけ早く冷やせるか?―院内編
1秒でも早い冷却を目指して―プレホスピタルクーリングの挑戦
なぜ動物で効く脳保護治療薬が,ことごとく臨床では効かないのか?
GABA作動薬の神秘?
血液ガスの体温補正―なぜα-statではなく,pH-statなのか?
人工呼吸器の加温加湿設定―メーカーはそのままでよいと言っているけれど?
発達評価スケールの選択―新版K式か,Bayley式か?
1H MRSを身近に
低体温療法は何処へ?─黄金の羅針盤を求めて