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高齢者の認知レベルに合わせた作業と環境へのアプローチ
QOL向上のための実践ヒント
筆頭著者 久野 真矢 (著)
協同医書出版社
電子版ISBN 978-4-7639-9571-1
電子版発売日 2024年6月13日
ページ数 136
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-7639-2151-2
印刷版発行年月 2023年7月
書籍・雑誌概要
高齢者や認知症クライエントのQOLは向上できる!
QOLは何をもって向上するのか、どうやって測るのか、臨床実践のヒントが満載。
高齢者や認知症クライエントのQOL向上に欠かせない「ADL/IADLの目標設定」「最適なアクティビティの選定」「快適な住環境設定」について、理論的な枠組みと知識をベースに「認知レベル」「生活機能年齢」をキーワードに解説。
著者の研究テーマであるQOL(生活の質)/幸福感を中心的視座とし、作業療法学的観点から高齢者や認知症のクライエントへの認知レベルに対応した介入効果、作業遂行と心理・認知的要因、環境の相互関連について、長年の研究で得られた知見や情報を整理し、著者開発のスケールとともに具体的な臨床応用の方法を一冊にまとめました。
高齢者や認知症のクライエントと関わる際のクリニカルクエスチョン対する答え、解決の糸口となるヒントを提供しています。
目次
第1章 高齢者や認知症のクライエントのQOLを向上させるために
1.QOLに対する作業療法士の役割とQOLのアウトカム
2.高齢者や認知症のクライエントのQOLをどのように捉えるか
3.高齢者や認知症のクライエントのQOLを向上させるための理論的知識
4.高齢者や認知症のクライエントのためのQOL評価スケール
5.QOL向上のために適切な人的環境(心理的環境)とは
第2章 認知レベルに合わせてADL/IADLへアプローチする
1.キーワードの整理
2.認知レベルやADL/IADL能力とQOLの関係
3.認知機能評価スケール
4.認知レベルと対応したADL/IADLスケール(ADL/IADL-COG)
5.高齢者や認知症のクライエントの認知レベルとADL/IADL能力の関係
6.認知レベルに合わせたADL/IADLへのアプローチ
第3章 認知レベルに合わせてアクティビティへアプローチする
1.キーワードの整理
2.アクティビティとQOLの関係
3.認知レベルとアクティビティの環境設定の関係
4.認知レベルの違いによるアクティビティに携わる能力の関係
5.認知レベル別で捉えるアクティビティ適用の基本方針
6.認知レベルに合わせたアクティビティへのアプローチ
7.認知レベルと対応したアクティビティケア・マトリクス
第4章 認知レベルに合わせて住環境へアプローチする
1.キーワードの整理
2.住環境とQOLの関係
3.認知レベル,人体寸法と住環境設定の関係
4.高齢者や認知症のクライエントに好ましい住環境設定の基本方針
5.住環境へのアプローチ
6.多職種連携による住環境へのアプローチに向けた住環境評価の視点
第5章 事例紹介,今後の展望と可能性
1.事例紹介
2.事例のまとめ
3.今後の展望
4.認知−活動モデルの可能性