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CAVIから眺める血管機能学
その他の著者等 折茂 肇(監修)
コンパス
電子版ISBN
電子版発売日 2020年2月3日
ページ数 207
判型 A4
印刷版ISBN 978-4-9903915-5-3
印刷版発行年月 2019年5月
書籍・雑誌概要
国内外のCAVI研究を集大成し、“血管機能学”の幕開けを告げる1冊
目次
発刊にあたり
本書の概要と発刊の意味
第1章 動脈弾性能CAVIの原理と計測法
1.CAVIの開発背景:動脈弾性能を測る各種指標と問題点
2.CAVIの測定原理
3.CAVI計測時の留意点
(1)測定環境について
(2)正しい計測値を得るための確認事項
4.再現性
策2章 CAVIの基本特性
1.日内変動
2.加齢変化と男女差
3.地域差、人種差
4.CAVIの持つ器質的弾性能と機能的弾性能
第3章 動脈硬化性疾患とCAVI
1.脳血管障害とCAVI
2.冠動脈疾患とCAVI
3.腎疾患とCAVI
4.頚動脈硬化とCAVI
5.認知症とCAVI
6.軽度認知障害MCIの早期発見/診断のための試み
-ToCA-MCIとCAVIの有用性-
第4章 イベント発生予後とCAVI
イベント発生予後とCAVI
第5章 各種動脈碩化危険因子とCAVI:治療効果も含む
1.高血圧とCAVI
1)高血圧とCAVI
2)高血圧治療薬とCAVI
2.糖尿病とCAVI
1)糖尿病とCAVI-糖尿病合併症-
2)糖尿病治療とCAVI
3.脂質異常とCAVI
1)脂質異常とCAVI
2)脂質低下剤(スタチン、フィブラート、EPA)とCAVI
4.肥満・肥満症とCAVI
5.メタボリック症候群とCAVI
6.睡眠時無呼吸とCAVI
7.喫煙
8.尿酸とCAVI
-心血管リスクとしての尿酸-
第6章 心臓-血管連関
1.心臓働脈連関とは何か
2.心機能各指標とCAVI
3.心不全治療とCAVI
4.運動・心臓リハビリテーションとCAVI
第7章 炎症性疾患、その他疾患とCAVI
1.血管炎、血管障害を伴う自己免疫、炎症性疾患
2.歯周病とCAVI
3.眼疾患とCAVI
4.妊娠高血圧症の予知因子としてのCAVI
第8章 動物実験から学ぶ新しい血管機能学の可能性
概説:CAVI計測で判明した動脈弾性能の役割
1.動脈弾性能の血圧調節機構への関与
2.降圧剤フェントラミン投与時の部位別動脈弾性能の変動
-弾性血管および筋性血管へのCAVI理論の適用-
3.動脈クランプに対する大動脈弾性能反応
4.家兎における頭蓋内圧亢進時の高血圧発生とCAVI変動
策9章 CAVIの新たな有用性
1.Early Vascular Aging Syndrome(老化学への挑戦)
2.血管機能改善作用を持つサプリメントとCAVI
-アンチエイジングヘの模索-
3.診察室からの発信
-CAVIを取り入れた診療システム-
4.健診および人間ドックにおける新しい有用
5.健常者の3年後における心電図虚血変化、網膜硬化発生とCAVI上昇度
6.CAVIと動脈硬化巣破綻機構
血管機能学の未来像(あとがきにかえて)