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胃炎の京都分類 改訂第2版

胃炎の京都分類 改訂第2版
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筆頭著者 春間 賢 (監修)

その他の著者等 加藤 元嗣 / 井上 和彦 / 村上 和成 / 鎌田 智有

日本メディカルセンター

電子版ISBN 978-4-88875-309-8

電子版発売日 2018年11月5日

ページ数 158

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-88875-309-8

印刷版発行年月 2019年11月

DOI https://doi.org/10.19020/9784888753098

書籍・雑誌概要

この改訂版では,すでに確立したH. pylori 感染診断とともに、前版では取り上げなかった,あるいは解説が少なかった自己免疫性胃炎,PPI 関連胃症,NSAIDs 潰瘍,好酸球性胃炎,collagenous gastritis,Helicobacter suis 胃炎,感染性の胃炎,IBD に伴なう胃炎,アニサキスによる胃炎なども含め,さらに,診断が困難であった症例も取り上げ,病理組織像も増やして解説している.

目次

第1 章 胃炎分類の歴史 春間 賢  10
  1 胃炎分類の歴史 / 13
  2 京都分類の目的 / 19
第2 章 胃炎の内視鏡所見 25
 1.総 論 鎌田智有  26
  1 H. pylori 未感染胃粘膜(H. pylori-uninfected gastric mucosa)=正常胃 / 26
  2 H. pylori 現感染胃粘膜(H. pylori-infected gastric mucosa)=慢性活動性胃炎 / 27
  3 H. pylori 既感染胃粘膜(H. pylori-past infected gastric mucosa)(除菌後あるいは高度萎縮による菌の自然消失)=慢性非活動性胃炎 / 30
  4 薬剤による胃粘膜の変化 / 30
 2.「胃炎の京都分類」所見の解説
   萎 縮 村上和成  32
   腸上皮化生 川村昌司  35
   びまん性発赤 寺尾秀一  39
   点状発赤 寺尾秀一  42
   粘膜腫脹 加藤隆弘  44
   皺襞腫大,蛇行 平田喜裕  47
   鳥 肌 鎌田智有  50
   腺窩上皮過形成性ポリープ 伊藤公訓  54
   黄色腫 北村晋志  57
   陥凹型びらん 平田喜裕  59
   RAC 八木一芳  61
   胃底腺ポリープ 井上和彦  63
   稜線状発赤 大和田進,乾 正幸,乾 純和  66
   隆起型びらん 河合 隆  69
   ヘマチン 増山仁徳,春間 賢,増山貴子  71
   体部びらん 中島滋美  73
   斑状発赤 川村昌司  75
   地図状発赤 安田 貢  79
   多発性白色扁平隆起 鎌田智有  81
 3.「胃炎の京都分類」所見の解説(その2)
   敷石状粘膜 鎌田智有  84
   偽ポリープ 丸山保彦  87
   黒 点 綾木麻紀,春間 賢  89
   霜降り状 間部克裕  91
 4.H. pylori 関連以外の胃炎の所見
  1 自己免疫性胃炎(A 型胃炎) 丸山保彦  93
  2 PPI 関連胃症 加藤元嗣  96
  3 PPI 関連胃症の病理学的所見 福田昌英,九嶋亮治 100
  4 NSAIDs 潰瘍 小野尚子 102
  5 好酸球性胃炎 石村典久,木下芳一 104
  6 Helicobacter suis 胃炎 間部克裕 107
  7 感染性の胃炎(結核,CMV,梅毒,カンジダ) 蔵原晃一 108
  8 炎症性腸疾患に伴う胃炎 垂水研一,石井 学,春間 賢 111
  9 寄生虫(アニサキス)による胃炎 水上一弘,村上和成 114
  [Side Note]急性胃炎(H. pylori の急性感染) 鎌田智有 116
第3 章 胃癌リスクを考慮した内視鏡所見スコアの解説 加藤元嗣 119
  1 胃癌と背景胃炎の関係 / 120
  2 胃癌リスクに関連する内視鏡所見 / 122
  3 胃癌リスクの内視鏡所見スコア / 122
第4 章 胃炎内視鏡所見の記載方法 127
 1.解説ならびに症例 間部克裕 128
  1 記載方法の基本 / 128
  2 症例に基づく胃炎内視鏡所見の記載例 / 129
 2.内視鏡的背景胃粘膜チェックシート-胃がん検診,胃健診での活用も期待して 井上和彦,鎌田智有,春間 賢 133
 3.病理診断と一致する慢性胃炎の内視鏡診断と分類 中島滋美,九嶋亮治 136
  1 慢性胃炎診断のポリシー / 136
  2 慢性胃炎の有無と活動性の診断 / 136
  3 萎縮の診断 / 138
  4 病理診断との整合性 / 138
第5 章 診断に苦慮する症例 139
 Case 1 H. pylori 現感染例にて集合細静脈が観察される例 川村昌司 140
 Case 2 薬剤変更にてRAC がみられた症例 川村昌司 141
 Case 3 RAC が不明瞭なH. pylori 未感染胃 増山仁徳,春間 賢,山岸秀嗣 142
 Case 4 インジゴカルミン色素散布がH. pylori 感染胃炎の診断に有用であった1 例 鎌田智有,春間 賢,末廣満彦 144
 Case 5 腸上皮化生と鑑別を要する体部の多発性白色扁平隆起 川村昌司 146
 Case 6 経過観察の内視鏡検査で腸上皮化生関連の灰白色粘膜がみられた例 川村昌司 147
 Case 7 H. pylori 陽性の地図状発赤 加藤元嗣 148
 Case 8 地図状発赤が消失した例 川村昌司 149
 Case 9 分類不能型免疫不全症にみられた特異な内視鏡像 井上和彦 150
 Case 10 サイトメガロウイルス(CMV)胃炎の1 例福田健介,水上一弘,村上和成 152
 Case 11 Collagenous gastritis の1 例① 蔵原晃一 153
 Case 12 Collagenous gastritis の1 例② 小刀崇弘,伊藤公訓 154
 Case 13 Gastric adenocarcinoma and proximal polyposis of the stomach(GAPPS) 北村晋志,三井康裕 155

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