書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
臨牀透析 Vol.37 No.10
CKD・透析患者の最近の知見による体液管理
日本メディカルセンター
電子版ISSN 2433-247X
電子版発売日 2021年9月13日
ページ数 120
判型 B5
印刷版ISSN 0910-5808
印刷版発行年月 2021年9月
書籍・雑誌概要
CKD・透析患者の最近の知見による体液管理
皮下組織は塩分摂取(Na)に対するバッファーとなっているという.透析患者を診ていても,同じ塩分摂取量であっても,体液増加への影響は均一ではないと感じるが,この背景に皮下組織の影響の違いがあるのだとすれば合点がいく.降圧目的でサイアザイド利尿薬を使用しても体液が大きく減少することはないし,多くの例では低Na 血症が進行することもない.
目次
■ 本特集の読み方ガイド/中山 昌明
1.体液調節機構とその異常/小松 康宏
2.生体のNa・水調節機構の新知見/北田 研人 他
3.CKD・透析患者における体液過剰の病態/中山 昌明
4.体液過剰の疫学(国内外)・患者予後
(1)慢性腎臓病/磯﨑 雄大 他
(2) 血液透析患者における体液過剰と血圧について-疫学を中心として/梶谷 英人 他
(3)腹膜透析・併用療法/嵯峨﨑 誠 他
5.体液状態の評価・測定法
(1)生体電気インピーダンス法/大橋 靖 他
(2)血液サロゲートマーカー・エコー検査/常喜 信彦
(3)尿酸法による体液状態の評価/新里 高弘
(4)塩分摂取量の評価方法/永田総一朗 他
(5)23Na―MRI による組織Na 濃度評価法/森 建文
6.治療と対策(CKD と透析)
(1)減塩指導/栁 麻衣
(2)口渇感/玉垣 圭一 他
(3)利尿薬/金 恒秀 他
(4)透析方法と透析液Na 濃度―血液透析/鈴木 一裕
(5)透析方法と透析液Na 濃度―腹膜透析/丹野 有道