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足の画像診断 第2版

足の画像診断 第2版
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筆頭著者 小橋 由紋子 (著)

MEDSI

電子版ISBN 978-4-8157-0240-3

電子版発売日 2021年11月1日

ページ数 416

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-8157-3030-7

印刷版発行年月 2021年9月

DOI https://doi.org/10.19007/9784815730307

書籍・雑誌概要

「足」の画像診断に特化した本格テキスト、8年ぶりの大改訂!

「足」の撮像から診断までをカバーした本格テキスト、8年ぶりの大改訂。おさえるべき足の疾患について豊富な症例を鮮明な画像とわかりやすいシェーマとともに、語源などの魅力的なトリビア的記述も交えわかりやすく解説。冒頭では解剖の基礎知識を拡充、各論には「術後の画像診断」章を新規追加、100ページ超のボリュームアップ。2+4色刷となり視認性を高めた。放射線科、整形外科をはじめ、足の画像診断・検査に携わる医師・技師必携の一冊。

目次

1章 足の解剖
1. 下肢筋群
■下肢の伸筋群の解剖図
■下肢の屈筋群の解剖図(浅層)
■下肢の屈筋群の解剖図(深層)
■下肢筋群の起始・停止(前方より)
■下肢筋群の起始・停止(後方より)
2. 足底筋群
■足底筋群の解剖図,起始・停止

2章 足の画像解剖
はじめに
1. 足関節・足部の単純X線解剖
2. 足関節・足部のMRI解剖
■横断(T2 強調像)
■矢状断(DESS 像)
■冠状断(T1 強調像)

3章 足の構造物のMRI 撮像法 57
はじめに
1. MRI の撮像シーケンスの決定方法
a. 靱帯や腱を観察する場合
b. 骨・骨髄を観察する場合
c. 軟骨を観察する場合
d. 軟部腫瘍や筋肉,炎症を観察する場合
2. MRI 撮像法の実際
a. 足関節・足部の靱帯の撮像法
1) 外側靱帯(前脛腓靱帯,後脛腓靱帯を含む)
2) 三角靱帯
3) 底側踵舟靱帯(spring 靱帯)
4) 二分靱帯(Y 字靱帯:踵立方靱帯,踵舟靱帯),底側踵立方靱帯
5) Lisfranc 靱帯
b. 足関節・足部を走る外来腱の撮像法
1) 内果を走る腱
① 後脛骨筋腱
② 長趾屈筋腱
③ 長母趾屈筋腱
2) 外果を走る腱
短腓骨筋腱と長腓骨筋腱
3) 趾伸筋腱の撮像法
4) アキレス腱
5) 足底腱膜の撮像法
付録:キー画像で見るもの
前下脛腓靱帯・後下脛腓靱帯のレベル
前距腓靱帯レベル
足根洞レベル
距骨滑車・載距突起のレベル
外果レベル
踵骨前方突起のレベル
舟状骨・載距突起のレベル
内果のレベル
前足部の撮像法

4章 外傷性疾患―交通外傷を中心に
はじめに
1. 足関節の外傷性疾患
a. 果部骨折
b. 脛骨天蓋骨折,軸圧骨折,pilon 骨折
c. 距腿関節脱臼
d. 距骨下関節脱臼
2. 足部の外傷性疾患
a. 距骨骨折
1) 距骨体部骨折
2) 距骨頸部骨折
b. 踵骨骨折
c. Chopart 関節脱臼骨折
d. 舟状骨骨折
e. 立方骨骨折
f. 楔状骨骨折
g. Lisfranc 関節脱臼骨折
h. 中足骨骨折
i. 中足趾節関節脱臼・趾節間関節脱臼
j. 基節骨・中節骨・末節骨骨折
3. 小児の骨折
骨端線損傷

5章 スポーツ外傷
はじめに
1. 疲労骨折
a. 脛骨・腓骨の疲労骨折
1) 内果疲労骨折
2) 外果疲労骨折
b. 足根骨の疲労骨折
1) 距骨疲労骨折
2) 踵骨疲労骨折
3) 舟状骨疲労骨折
4) 立方骨疲労骨折
c. 中足骨の疲労骨折
d. 母趾基節骨および母趾種子骨の疲労骨折
e. 脆弱性骨折
2. 腱・腱鞘・滑液包の障害
a. アキレス腱断裂
b. アキレス腱炎(アキレス腱症),アキレス腱周囲炎,
アキレス腱部滑液包炎
c. アキレス腱付着部炎
d. 腓骨筋腱炎・腱鞘炎
e. 腓骨筋腱断裂
f. 腓骨筋腱脱臼
g. 後脛骨筋腱炎・腱鞘炎
h. 後脛骨筋腱脱臼
i. 長母趾屈筋腱炎・腱鞘炎
j. 趾伸筋腱鞘炎,前脛骨筋腱鞘炎・腱炎
k. 足底腱膜炎
3. 足関節捻挫
4. 足関節捻挫に伴う外傷性疾患
a. 外側(側副)靱帯損傷
b. 三角靱帯(内側側副靱帯)損傷
c. 距骨滑車の骨軟骨損傷
d. インピンジメント症候群
1) 内反捻挫によるインピンジメント症候群
① 前外側型インピンジメント症候群
② 後内側型インピンジメント症候群
2) 外反捻挫によるインピンジメント症候群
③ 靱帯結合部型インピンジメント症候群
④ 前内側型インピンジメント症候群
3) おもに底屈によるインピンジメント症候群
⑤ 後方型インピンジメント症候群
4) おもに背屈によるインピンジメント症候群
⑥ 前方型インピンジメント症候群
e. 足根洞症候群
f. 距骨下関節不安定症
g. Lisfranc 靱帯損傷

6章 炎症性・代謝性病変
はじめに
1. 炎症性足疾患
a. 感染性足疾患
1) 化膿性関節炎・骨髄炎
2) 結核性関節炎・骨髄炎
3) 非定型抗酸菌症による関節炎・骨髄炎
4) 蜂窩織炎・膿瘍
b. 非感染性足疾患(自己免疫疾患を主体としたもの)
1) 関節リウマチ
2) メトトレキサート治療に付随して発生するリウマチ結節
3) 皮膚筋炎・多発筋炎
4) 全身性強皮症
5) 全身性エリテマトーデス
6) 乾癬性関節炎
7) 掌蹠膿疱症性骨関節炎
c. その他の炎症性足疾患
滑液包炎
2. 代謝性足疾患
a. 結晶沈着性足疾患
1) 痛風
2) 偽痛風(ピロリン酸カルシウム結晶沈着症)
3) ハイドロキシアパタイト結晶沈着症
b. 糖尿病足
1) 神経障害性足病変
① Charcot 関節
② 糖尿病性筋萎縮症
③ 神経原性足潰瘍
2) 虚血性足病変
① 動脈病変
虚血性足潰瘍
骨髄炎
壊疽
② 小血管障害:蜂窩織炎,筋膜炎
c. アミロイド骨関節症

7章 腫瘍および腫瘍類似病変
はじめに
1. 良性骨腫瘍および腫瘍類似疾患
a. 単純性骨囊胞
b. 骨軟骨腫
c. 類骨骨腫
d. 内軟骨腫
e. 傍骨性軟骨腫
f. 軟骨粘液線維腫
g. 骨内脂肪腫
h. 動脈瘤様骨囊腫
i. 線維性骨異形成症
j. 巨細胞腫
k. 爪下外骨腫
l. 非骨化性線維腫,線維性骨皮質欠損
m. 骨サルコイドーシス
2. 悪性骨腫瘍
a. 骨肉腫
b. 軟骨肉腫
c. 転移性骨腫瘍
3. 軟部腫瘍
a. ガングリオン
b. 粉瘤
c. 血管腫
d. 血管平滑筋腫
e. グロームス腫瘍
f. 足底線維腫症
g. 神経鞘腫
h. 神経線維腫
i. 悪性神経鞘腫
j. Morton 神経腫
k. 色素性絨毛結節性滑膜炎
l. 腱鞘巨細胞腫
m. 滑膜肉腫
n. 悪性リンパ腫
o. 悪性黒色腫
p. 明細胞肉腫

8章 副骨・種子骨障害
はじめに
1. 副骨障害
a. 三角骨障害
b. 外脛骨障害
c. os peroneum 障害
d. 副骨端核障害
2. 種子骨障害
3. 母趾IP種子骨障害

9章 骨端症および無腐性骨壊死
はじめに
1. 踵骨骨端症(Sever病)
2. 第1 Köhler病
3. Freiberg病(第 2 Köhler病)
4. 距骨骨壊死

10章 絞扼性神経障害
はじめに
1. 足根管症候群
2. 前足根管症候群
3. Morton病

11章 足部の関節症・足趾変形
はじめに
1. 関節の退行性変化(変形性関節症)の画像所見
2. 足関節・足部のそれぞれの関節症
a. 変形性足関節症(距腿関節)
b. 距骨下関節症
c. Chopart 関節症
d. Lisfranc 関節症
e. 中足趾節関節症
f. 遠位趾節間関節症
g. 強剛母趾
h. 外反母趾
i. 趾節間関節外反母趾
j. 槌趾変形(ハンマー趾,マレット趾),鷲爪趾(鈎爪趾)
k. 足根骨癒合症
1) 距踵関節癒合症(距骨下関節癒合症)
2) 踵舟状骨癒合症
3) 第1 楔状舟状骨癒合症
4) 治療
l. 神経病性関節症

12章 術後の画像診断
はじめに
1. 足の保存療法
a. 生活指導
b. 靴の指導
c. 薬物療法
d. 注射療法
e. 運動療法
f. 装具療法
g. 多血小板血漿(platelet‒rich plasma:PRP)療法
2. 変形性足関節症の手術療法
a. 鏡視下デブリドマン
b. 低位脛骨骨切り術
c. 足関節固定術
d. 人工足関節置換術
3. 術後の評価
4. 骨折の治癒過程の見かた
a. 仮骨の出現の程度・仮骨の分布
b. 骨密度のチェック
c. 転位のチェック
d. プレートやスクリューを留置している場合
e. 人工関節を置換している場合

和文索引
欧文索引