書籍を検索します。雑誌文献を検索する際には「雑誌文献検索」を選択してください。
精神診療プラチナマニュアル
筆頭著者 松崎 朝樹 (著)
筑波大学附属病院精神神経科診療講師
MEDSI
電子版ISBN 978-4-89592-915-8
電子版発売日 2018年5月14日
ページ数 224
判型 三五変
印刷版ISBN 978-4-8157-0115-4
印刷版発行年月 2018年3月
書籍・雑誌概要
精神診療に必要かつ不可欠な内容をハンディサイズに収載。臨床における迷いを払拭するコンパクトマニュアル。よく遭遇する疾患に関する記述を充実させレアな疾患の記述は抑えるなどし、「本当に必要なものに絞る」ことを徹底。カルテ記載時に参照できる「アセスメント」「プラン」などの囲みや具体的な薬物の処方例も掲載。精神科後期研修医はもちろん、他科の医師、初期研修医、看護師、薬剤師、さらには公認心理師など、幅広い職種にお薦め。
目次
●目次
第 1章 疾患・症状別の診断と治療各論
■落ち込む,またはハイになる
「気分障害」
◎概要
◎気分障害の診断
◎うつ病/大うつ病性障害の診断
◎うつ病/大うつ病性障害の治療
◎副作用について
◎うつ病に伴う不安と薬物治療
◎三環系(または四環系)抗うつ薬への変更
◎少量の非定型抗精神病薬の補助療法
◎少量の炭酸リチウムの補助療法
◎レボチロキシン(甲状腺末)の補助療法
◎電気けいれん療法
◎うつ病が十分に改善したら
◎うつ病の維持期
◎再発を繰り返すうつ病
◎精神病性の気分障害(妄想性うつ病など)
◎双極性うつ病の疑い
◎持続性抑うつ障害(気分変調症)
◎双極性障害の診断
◎双極性障害の治療
◎躁状態の治療
◎鎮静について
◎双極性障害の抑うつ状態の治療
◎双極性障害の維持期
◎急速交代型の双極性障害
◎混合性の特徴を伴ううつ病/双極性障害
◎気分循環性障害
◎他の特定される双極性障害および関連障害
◎気分障害につけられる特定用語
◎自傷や過量服薬
■幻覚と妄想といえば「統合失調症」
◎概要
◎統合失調症
◎妄想性障害
◎統合失調感情障害
◎統合失調症と鑑別すべき疾患
◎病的多飲水,水中毒
◎緊張病(カタトニア)
■抗精神病薬使用中の「錐体外路症状」
◎概要
◎パーキンソニズム
◎アカシジア
◎ジスキネジア
◎ジストニア
◎悪性症候群
■強い不安やパニックが生じる「不安症」
◎概要
◎パニック発作
◎パニック症/パニック障害
◎広場恐怖症
◎全般不安症/全般性不安障害
◎社交不安症/社交不安障害
◎限局性恐怖症
◎分離不安症/分離不安障害
◎選択的緘黙
◎不安症/不安障害の薬物治療:共通事項
■〇〇せずにはいられない「強迫症」
◎概要
◎強迫症/強迫性障害
◎醜形恐怖症/身体醜形障害
◎ためこみ症
◎抜毛症
◎皮膚むしり症
■身体の症状が気になって仕方ない「身体症状症および関連症群」
◎概要
◎身体症状症
◎病気不安症
◎変換症/転換性障害
◎作為症/虚偽性障害
◎他の医学的疾患に影響する心理的要因
■多重人格や記憶喪失が生じる「解離症」
◎概要
◎解離性同一症
◎解離性健忘
◎離人感/現実感消失症
■強いストレスで生じる「ストレス性障害」
◎概要
◎心的外傷後ストレス障害(PTSD)
◎急性ストレス障害
◎適応障害
■拒食したり過食したり「摂食障害」
◎概要
◎神経性やせ症/神経性無食欲症
◎軽度・中等度の神経性やせ症
◎重度・最重度の神経性やせ症での入院
◎神経性過食症/神経性大食症
◎過食性障害
◎回避・制限性食物摂取症
■アルコール使用障害(アルコール依存症)
◎概要
◎アルコール使用障害
◎アルコール離脱
◎ウェルニッケ・コルサコフ症候群
■眠れない「睡眠障害」
◎概要
◎睡眠欲求の過剰
◎不眠症
◎ベンゾジアゼピン系薬を続けている人
◎睡眠薬を飲んでも不眠を訴える人
◎入院患者の不眠の訴え
◎レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群)
◎周期性四肢運動障害
◎睡眠時無呼吸症候群
◎ナルコレプシー
◎レム睡眠行動障害
◎概日リズム睡眠-覚醒障害
◎睡眠薬
■入院中に起こる意識の障害「せん妄」
◎概要
◎せん妄
■人格的な偏り「パーソナリティ障害(人格障害)」
◎概要
◎境界性パーソナリティ障害
■社会性の欠如や落ち着きのなさ「発達障害」
◎概要
◎自閉スペクトラム症
◎社会的コミュニケーション症
◎注意欠如・多動症(ADHD)
◎限局性学習症
■物忘れなどの「認知症」
◎概要
◎Treatable Dementia
◎アルツハイマー型認知症
◎レビー小体型認知症
◎血管性認知症
◎前頭側頭型認知症
◎正常圧水頭症
◎認知症の不眠
◎BPSDについて
第 2章 精神科診療に必要なミニマムエッセンス
■精神保健福祉法
◎任意入院
◎医療保護入院
◎措置入院
◎応急入院
◎処遇の指示
◎隔離
◎身体的拘束
■自動車の運転と向精神薬
第 3章 向精神薬
■抗うつ薬
◎概要
◎SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
エスシタロプラム/セルトラリン/パロキセチン/フルボキサミン
◎SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬
デュロキセチン/ベンラファキシン/ミルナシプラン
◎NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)
ミルタザピン
◎三環系抗うつ薬
アミトリプチリン/アモキサピン/イミプラミン/クロミプラミン/トリミプラミン/ノルトリプチリン
◎四環系抗うつ薬
ミアンセリン/セチプチリン/マプロチリン
◎その他
スルピリド/トラゾドン
■気分安定薬
◎概要
◎炭酸リチウム
◎バルプロ酸ナトリウム
◎カルバマゼピン
◎ラモトリギン
■抗精神病薬
◎概要
◎非定型抗精神病薬
リスペリドン/パリペリドン/アリピプラゾール/ブレクスピプラゾール/クエチアピン/オランザピン/アセナピン/ペロスピロン/ブロナンセリン/クロザピン
◎定型抗精神病薬 183ブチロフェノン系抗精神病薬
ハロペリドール/ブロムペリドール/ピパンペロン/スピペロン/チミペロン/ピモジドフェノチアジン系抗精神病薬
クロルプロマジン/レボメプロマジン/プロペリシアジン/ペルフェナジン/プロクロルペラジン
ベンザミド系抗精神病薬
スルピリド/スルトプリド/チアプリド/ネモナプリド
その他
ゾテピン/オキシペルチン/クロカプラミン/モサプラミン
■抗不安薬
◎概要
◎ベンゾジアゼピンやその類似物
アルプラゾラム/エチゾラム/オキサゾラム/クロキサゾラム/クロチアゼパム/クロルジアゼポキシド/ジアゼパム/トフィソパム/フルジアゼパム/フルタゾラム/フルトプラゼパム/ブロマゼパム/メキサゾラム/メダゼパム/ロフラゼプ酸エチル/ロラゼパム◎ベンゾジアゼピンやその類似物以外の薬
ヒドロキシジン/タンドスピロン/抑肝散
■睡眠薬
◎概要
◎ベンゾジアゼピンやその類似物
エスゾピクロン/エスタゾラム/エチゾラム/クアゼパム/ゾピクロン/ゾルピデム/トリアゾラム/ニトラゼパム/フルニトラゼパム/フルラゼパム/ブロチゾラム/リルマザホン/ロルメタゼパム
◎ベンゾジアゼピンやその類似物以外の薬
ラメルテオン/スボレキサント/プロメタジン/トラゾドン/フェノバルビタール
■中枢神経刺激薬
◎概要
メチルフェニデート/アトモキセチン/グアンファシン
■抗認知症薬
◎概要
◎アセチルコリンエステラーゼ阻害薬
ドネペジル/ガランタミン/リバスチグミン
◎NMDA型グルタミン酸受容体拮抗薬
メマンチン
■抗パーキンソン病薬
◎概要
◎抗コリン薬
ビペリデン/トリヘキシフェニジル/プロメタジン
◎ドパミン作動薬
ブロモクリプチン/プラミペキソール
■電気けいれん療法
■心理検査
◎知能検査
◎認知症スクリーニング
◎性格検査
◎発達障害スクリーニング
◎抑うつ状態の把握
◎気分障害の把握
◎その他の身体/精神状態の把握
◎投影法
参考文献
索引