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精神科作業療法・デイケアで使いたい12のメソッド
アートセラピーBasic
筆頭著者 溝上 義則 (著)
芸術療法士・医学博士
新興医学出版社
電子版ISBN
電子版発売日 2019年11月4日
ページ数 112
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-88002-788-3
印刷版発行年月 2019年10月
書籍・雑誌概要
誰でもかんたんに始められる!
精神科作業療法を中心とした絵画療法について、塗り絵、切り絵、折り染めなど12の技法をカラーで丁寧に解説しています。
言葉に出せない思いを引き出す実践法で、特別支援教育に携わる先生や、美術教師、保育士・幼稚園教諭の方々にも役に立つ一冊。
目次
目 次
第1章 絵画療法の理論と症例
1 絵画療法の歴史
2 絵画療法とは
3 個人絵画療法と集団絵画療法
1.個人絵画療法
2.集団絵画療法
4 絵画療法と言語
1.絵画自体のもつ言語性
2.絵画療法における言語性
5 絵画療法の各技法
6 絵画療法の効果
1.量的検討
2.質的検討
7 絵画療法における注意点
1.実施上の注意点
2.解釈上の注意点
3.副作用
4.禁忌
5.サイン
6.絵画療法の終結
8 疾患による描画特徴
1.うつ病
2.双極性障害
3.統合失調症
4.発達障害
9 絵画療法としての絵画鑑賞
1.美術館における絵画鑑賞と鑑賞教育
2.学校教育課程における鑑賞教育
3.精神医療における絵画鑑賞
4.精神医療における絵画鑑賞の注意点
第2章 絵画と脳
1 神経審美学
2 審美判断と脳部位
3 絵画鑑賞に特異的な神経基盤
4 気質と絵画鑑賞に特異的な神経基盤との関連
5 脳でみる絵画療法の効果
第3章 美術用語と画材
1 美術用語の基礎知識
1.色の三要素
2.暖色・寒色・中性色
3.補色
4.類似色
5.三原色
6.混色
7.遠近法
8.立体感
9.輪郭線
10.グラデーション
2 画材の基礎知識
1.画用紙
2.ケント紙
3.キャンバス
4.水彩絵具
5.アクリル絵具
6.筆
7.パレット
8.鉛筆
9.色鉛筆
10.筆ペン
11.マスキングテープ
12.のり
3 お勧め画材
1.紙
2.筆ペン
3.アルコールマーカー
4.水性ペン
5.水彩絵具
6.筆
7.描画材料
8.のり
9.染料
10.和紙
第4章 実際の方法Ⅰ ―導入のための技法―
1 模様のフロッタージュ
2 葉っぱのフロッタージュ
3 再生コラージュ
4 折り染め(染めの工程)
5 折り染め(加工の工程)
6 落ち葉の塗り絵
7 ステンシル
8 切り紙
9 曼荼羅アート
第5章 実際の方法Ⅱ ―本格的な技法―
1 静物画(デッサン)
2 版画(一版多色版画)
3 名画の模写
第6章 実際の方法Ⅲ ―絵画鑑賞の技法(特別編)―
1 対話による絵画鑑賞
コラム1 絵画療法に情熱を注いだ画家エイドリアン・ヒル
コラム2 アール・ブリュットの作家アドルフ・ヴェルフリ
コラム3 アール・ブリュットとアウトサイダー・アート
コラム4 式場隆三郎と山下清
コラム5 首藤定の美術品蒐集
Q絵画療法と芸術療法は同じ意味でしょうか?
Q絵画療法の誘いに乗らないときはどうしたらよいでしょうか?
Q色鉛筆や絵具は何色を揃えたらよいでしょうか?
Q作品の見本は示したほうがよいでしょうか?
Q絵画療法と美術教育の違いは何ですか?
Q絵画療法で絵は教えてはいけないのでしょうか?
Q作品はどのように扱ったらよいでしょうか?
Q絵は何歳から鑑賞できますか? 障害があっても鑑賞できますか?
索引