本当に明日から使える漢方薬
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7時間速習入門コース

本当に明日から使える漢方薬

筆頭著者 新見 正則 (著) 帝京大学医学部外科准教授 新興医学出版社 電子版ISBN 電子版発売日 2020年8月10日 ページ数 162 判型 B5 印刷版ISBN 978-4-88002-706-7 印刷版発行年月 2010年10月

書籍・雑誌概要

(本書の目的より抜粋)
 本書の目的は、10年前の私のように「漢方なんて妖怪だ」と漢方を馬鹿にしている先生方に、サイエンスという切り口から漢方の魅力に触れてもらい、漢方を理解し、そして現代西洋医学では治らない症状や病気を持っている患者さんを対象に、健康保険適応であるエキス製剤を使用して、明日から治療を始めていただけるような基本知識を習得していただくことです。(中略)漢方の立ち位置は、西洋医学の補完医療です。西洋医学が前輪と後輪でスイスイと走る自転車とすると、漢方薬は補助輪です。現代西洋医学が完璧で、前輪後輪だけで全く問題なく走れば補助輪の出番はありません。ところが、現代西洋医学ではまだまだ不十分なことを日常臨床では少なからず経験します。そんなときに補助輪である漢方薬の出番なのです。(後略)

目次

開講前 なぜ,漢方嫌いが漢方にはまったか
はじめに
私が漢方を好きになったわけ
漢方薬の魅力とは何か
症例・臨床研究の紹介
どの成分が効いているのか?
漢方を使うことで治療の幅が広がる
西洋医学は直球,漢方は変化球
漢方薬治療と漢方治療
漢方の伝え方はさまざまでよい
精神的にお世話になった方々
私にとって漢方は「妖怪」

1時限目 漢方薬って本当に効くの?
民間薬と漢方薬の違い
動物実験と臨床研究
末梢血管疾患と漢方の臨床研究
冷え症に対する臨床研究
腰椎麻酔後の頭痛に対する臨床研究
皮下出血に対する臨床研究
下肢静脈瘤のWebタイプに対する臨床研究
下肢静脈瘤の症状に対する臨床研究
深部静脈血栓症に対する臨床研究
リンパ浮腫に対する臨床研究
閉塞性動脈硬化症に対する臨床研究
皆さんも臨床研究を

2時限目 漢方薬って何?
あえて生薬を組み合わせている
現代の漢方はエキス剤
「湯」「散」「丸」の違い
足し算によって変わる漢方
構成生薬の多い少ないの意味は?
漢方薬の副作用
妊婦に対する安全性
麻黄の副作用
実証と虚証を知る
芍薬甘草湯
漢方薬の併用
漢方薬はいつ飲むのか
1剤を処方するのが建前
漢方薬は養生の1つ
その他

3時限目 漢方薬の処方のしかたと漢方理論
風邪に対する処方で漢方を学ぼう
虚実が一番大切
時間経過が2番目に大切
そしてキーワードで処方を
我が家の風邪用漢方薬
私の風邪の成功例
母の風邪の失敗例
娘の風邪の成功例
家内の風邪の失敗例
風邪の漢方薬治療
葛根湯は風邪に効くの?
うさんくさい漢方理論
漢方理論と実証・虚証
陰陽・寒熱とはなにか
六病位とはなにか
表裏とはなにか
気血水とはなにか
薬剤からも漢方薬を考えよう
五行説・五臓理論とはなにか
陰陽,虚実,気血水のあいまいさ
日本の漢方と中国の漢方

4時限目 さらに漢方薬の打率を上げるには―腹診―
まずお腹を触って虚実を知る
大動脈拍動
心下痞鞭
胸脇苦満
腹直筋攣急
心下振水音
小腹硬満
小腹不仁
腹診まとめ
私が行っている脈や舌の診察
初心者がなぜ腹診や脈診や舌診をするのか
腹診は絶対か
私の理想とする漢方診察

5時限目 漢方処方で困るとき
どちらか悩むとき
病名投与で漢方薬が多数でてきて決められない
処方が全く思いつかない①
処方が全く思いつかない②
処方が全く思いつかない③
処方が全く思いつかない④
処方が全く思いつかない⑤
処方が全く思いつかない⑥
漢方薬が効かない

6時限目 お話の進め方と領域別漢方薬治療入門処方
何か困ることはありますか
患者さんから話を聞き出す
腹診の進め方
上手な薬の飲み方
薬の量と再診までの期間
患者さんに希望を持ってもらう
漢方外来における問診票の使い方
問診票から漢方薬治療を行える
領域別漢方薬治療入門処方の使用のしかた
●呼吸器疾患に効く漢方薬●
●消化器疾患に効く漢方薬●
●循環器疾患に効く漢方薬●
●泌尿器疾患に効く漢方薬●
●精神・神経疾患に効く漢方薬●
●運動器疾患に効く漢方薬●
●婦人の疾患に効く漢方薬●
●高齢者の疾患に効く漢方薬●
●小児の疾患に効く漢方薬●
●皮膚疾患に効く漢方薬●
●がん医療に使用する漢方薬●
●外科領域に使用する漢方薬●
●耳鼻咽喉科疾患に効く漢方薬●
●眼科疾患に効く漢方薬●

7時限目 漢方勉強法
治療のための方便と考えて
軽い気持ちで本を読んだりセミナーに参加し,自分に合った人を見つけよう
ある程度の打率となるまでは,浮気をしないで
成功と失敗を繰り返そう
昔の本を読もう
自分が納得したら,他人を説得できるようになろう
勉強の実際
漢方の魅力

おわりに
参考文献

《付録》
付録① 私が学んでいる漢方
付録② 私の漢方勉強法(松田邦夫先生)
付録③ 生薬53種一覧
付録④ 漢方薬の処方
付録⑤ ツムラ医療用漢方製剤一覧
付録⑥ ツムラ漢方製剤エキス顆粒(医療用)含有製薬一覧表
付録⑦ 漢方の歴史

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