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速習! 肺がん免疫療法
~基本理解と適切使用のために~
筆頭著者 瀧川 奈義夫 (編)
川崎医科大学総合内科学4
南江堂
電子版ISBN 978-4-524-25294-7
電子版発売日 2017年2月13日
ページ数 98
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-524-25147-6
印刷版発行年月 2016年12月
書籍・雑誌概要
話題の肺がん治療における「免疫チェックポイント阻害薬」の“今”がわかる。基本知識から臨床応用までが簡潔にまとまっており、短時間で必要な情報を速習できる。どのような場合に使用可能か、有害事象の対応、使用時の注意点、今後の展望などをQ&A形式で解説。既存の抗がん剤治療とは異なる経過をたどった症例など、エキスパートの経験に基づいたケースファイルも収載。
目次
【内容目次】
緒言:肺がん免疫療法の現況
Chapter1 免疫チェックポイント阻害薬の知識整理
Chapter2 抗PD-1抗体臨床実践のためのQ&A
1 適応(治療開始前)
Question1.使用する適切な病期,適切なPSは?
Question2.組織型による違いはあるか?EGFR/ALK陽性肺がんではどうか?
Question3.既治療でいつ使用するとよいか(2nd line,3rd line,あるいは4th line)?
Question4.高齢者での使用は?
Question5.間質性肺炎を有する場合でも使用可能か?
Question6.糖尿病あるいは甲状腺疾患を有する場合でも使用可能か?
Question7.その他の自己免疫疾患を有する場合でも使用可能か?ステロイド使用中はどうか?
2 有害事象対策
Question8.外来で注意すべきこと,ルーチンで検査すべきことは?
Question9.呼吸器症状が出現したときの対処法は?
Question10.消化器症状が出現したときの対処法は?
Question11.皮膚症状が出現したときの対処法は?
Question12.甲状腺機能異常,副腎機能低下時の対処法は?
Question13.糖尿病が発症したときの対処法は?
Question14.神経・精神症状が出現したときの対処法は?
Question15.肝機能悪化時の対処法は?
Question16.眼症状が出現したときの対処法は?
Question17.造血障害が出現したときの対処法は?
3 併用療法(主な臨床試験・治験を中心に)
Question18.化学療法との併用療法の可能性は?
Question19.免疫療法との併用療法の可能性は?
Question20.分子標的治療薬との併用療法の可能性は?
Question21.術前・術後の使用は?
Question22.放射線治療との併用療法の可能性は?
Chapter3 肺がん免疫療法ケースファイル:エキスパートの治療法
・報告例からみる治療のポイント
Case1.既存病巣には効いているが新規病変が出現した例
Case2.heavy treatment後の有効例
Case3.抗PD-1抗体中止後も効果が持続した例
Case4.初期増悪後に効果が認められた例
Case5.EGFR遺伝子変異を有する例