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神経心理検査ベーシック 改訂2版
筆頭著者 武田 克彦 山下 光 (編著)
文京認知神経科学研究所 所長/関西福祉科学大学教育学部 教授
その他の著者等 海野聡子,太田信子,内山由美子,白川雅之,上田敬太,種村 純,平林 一,松田 修,福井俊哉,江口洋子,飯干紀代子,早川裕子,小山慎一,太田久晶,相原正男,後藤多可志,木下翔太郎,岸本泰士郎,足立耕平
中外医学社
電子版ISBN
電子版発売日 2023年12月25日
ページ数 384
判型 A5判
印刷版ISBN 978-4-498-22913-6
印刷版発行年月 2023年12月
書籍・雑誌概要
神経心理検査の好評書に最新の検査や研究・実臨床で役立つ新たな内容を加えた改訂版が登場!
鎮痛・鎮静の前の痛みの評価から,小児の特性にも配慮した安全な鎮痛・鎮静のための準備,モニタリング,実際の薬剤の使い方,処置中に注意すべきこと,処置後のケアまで1冊で必要な知識をすべて網羅できるガイダンス.
痛みを伴う治療が必要なことの多い小児救急現場ですぐに役立つ鎮痛・鎮静の手引きとなる必携書.
目次
目 次
Ch.1総 論
A神経心理学的アセスメント概論[山下 光]
1.神経心理学的アセスメントとは
2.神経心理学的アセスメントの目的
3.神経心理学的アセスメントの実際
4.神経心理学的検査の前提条件
5.神経心理学的検査に影響する被検者変数
6.利き手と大脳半球機能の側性化(laterality)
7.神経心理学的検査に影響を与えるその他の要因
8.結果の解釈におけるピット・フォール
9.解法プロセスの分析
10.受傷前の能力の推定
11.検査のタイミング
12.検査の反復実施
13.詐病の扱いについて
14.ICTの導入
15.神経心理学的アセスメントの侵襲性
B医学からの概論[武田克彦
1.神経心理学の臨床に果たす役割
2.神経心理学的症状を見いだすためにどのように しているのか
3.神経心理学的診察を終えた後
Ch.2記 憶
A記憶障害[海野聡子
1.記憶の段階
2.記憶のシステム
3.記憶障害の臨床
4.記憶システムと関連する脳の領域
5.それぞれの病巣による健忘の特徴
6.記憶障害を生じる主な疾患
7.記憶障害の評価の実際
B検査の実際[太田信子
1.WMS-R
2.ROCFT
3.AVLT
4.BVRT
5.RBMT
6.SP-A
Ch.3注意・意欲
A注意障害[内山由美子
1.注意とは
2.注意の分類
3.全般性注意の分類
4.注意についての心理学的研究 視覚的注意・空間的注意
5.注意に関連する脳部位,脳内ネットワーク
6.注意と関連する臨床症状
7.疾患でみられる注意障害
B 検査の実際:標準注意検査法改訂版(CAT- 標準意欲評価法(CAS)[白川雅之]
1.注意について
2.注意に関する評価法
3.意欲について
4.意欲に関する評価法
Ch.4遂行機能
A遂行機能障害[上田敬太]
1.遂行機能とはどんな能力か
2.遂行機能障害の特徴
3.Miyake下位分類
4.Fluency
5.より高次の遂行機能
B検査の実際[種村 純]
1.遂行機能検査の種類
2.遂行機能評価の手順
3.FAB
4.BADS:遂行機能障害症候群の行動評価 日本版
5.ストループテスト
6.ウィスコンシンカード分類検査(WCST)
7.流暢性検査
8.ハノイの塔
9.そのほかの遂行機能検査
10.遂行機能検査のリハビリテーションへの意義
Ch.5全般性知能検査
A知能検査の概要[平林 一]
1.ウェクスラー知能検査
2.Japanese Adult Reading Test(JART)
3.コース立方体組み合せテスト(Kohs)
B日本版WAIS-IV[松田 修]
1.日本版WAIS-IVの概要
2.日本版WAIS-IVの実施における留意点
3.WAIS-IV結果処理における留意点
4.WAIS-IV解釈と報告における留意点
Ch.6認知症
A認知症[福井俊哉]
1.「認知」とは
2.「認知症」と「軽度認知障害」
3.認知症と軽度認知障害の診断基準
4.認知症の「中核症状」
5.認知症の「行動・心理症状」
6.認知症の原因疾患
7.4大認知症の臨床的特徴
B検査の実際[江口洋子]
1.Mini-Mental State Examination
2.改訂長谷川式簡易知能評価スケール
3.Montreal Cognitive Assessment日本語版
4.Alzheimer’s Disease Assessment Scale 日本版
5.Clock Drawing Test
6.Clinical Dementia Rating
7.Neuropsychiatric Inventory
Ch.7失語症:標準失語症検査(SLT WAB失語症検査)[飯干紀代子]
1.失語症
2.失語症の評価
3.代表的な総合的失語症検査
4.検査を行う際の注意点
Ch.8
標準高次動作性検査(SPTA)を中心に[早川裕子]
1.SPTAの概要
2.SPTAの実施
3.SPTA以外の高次動作性障害の検査・評価
Ch.9
標準高次視知覚検査(VPTA)を中心に[小山慎一]
1.検査の総論
2.視覚性失認の概要
3.標準高次視知覚検査の概要
4.部分的特徴の知覚障害の評価方法
Ch.10半側空間
BIT行動性無視検査日本版を中心に[太田久晶]
1.検査の総論
2.通常検査
3.行動検査
4.結果の解釈での留意点
Ch.11小 児
A小児の神経心理学的アセスメント[山下 光]
1.小児神経心理学
2.発達障害
3.自閉スペクトラム症(ASD)
4.注意欠如多動症(ADHD)
5.限局性学習症(SLD)
6.小児高次脳機能障害
7.発達障害と高次脳機能障害の包括的理解
8.小児のためのアセスメント手法
9.成人用神経心理学的検査の応用
10.発達障害のスクリーニング・診断用ツール
11.今後の課題
B認知神経科学的アプローチ[相原正男]
1.前頭葉の成長・成熟
2.小児の認知神経科学的検査
C検査の実際[後藤多可志]
1.WISC-V知能検査
2.KABC-II心理・教育アセスメントバッテリー
3.DN-CAS認知評価システム
4.レーヴン色彩マトリックス検査
5.改訂版 標準読み書きスクリーニング検査
Ch.12アセスメントにおけるICT
[木下翔太郎,岸本泰士郎]
1.医学におけるICTの活用の総論
2.神経心理学的アセスメントにおけるICTの活用
3.遠隔で行う神経心理学的アセスメント
Ch.13検査レポートの作成[足立耕平]
1.検査レポート作成に際しての全般的留意点
2.検査レポートの内容
3.検査レポートの構成
4.まとめと今後の課題
索引