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動画で学ぶ! 婦人科腹腔鏡手術トレーニング

〜手術経験数より大事なトレーニング法を知る〜

動画で学ぶ! 婦人科腹腔鏡手術トレーニング
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筆頭著者 磯部 真倫 (編著)

新潟大学産科婦人科学

その他の著者等 古俣 大/堀澤 信/竹中 慎/砂田真澄/羽田智則/今井 賢/平石 光/小野健太郎/近澤研郎/伊東孝晃/黒田 浩/出浦伊万里/棚瀬康仁/高野みずき/松浦基樹/玉手雅人/林 茂徳/土田奈々枝/武内詩織/山本さやか

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2020年5月12日

ページ数 238

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-498-16004-0

印刷版発行年月 2020年5月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498160040

書籍・雑誌概要

身近にTLHを学ぶ機会が無いとあきらめていませんか?ボックストレーニング・SNSを使った遠隔トレーニングなど,off the jobで腹腔鏡手術手技をスキルアップするための実際のメソッドを動画付きでわかりやすく伝授!環境整備,解剖など術前の準備や指導のポイントも解説.レベル別トレーニングでこれから始める人・より上を目指す人・指導医の全員に役立つ新時代の婦人科腹腔鏡手術書!

目次

目次

Chapter 1 TRYセミナーとは?[磯部真倫]
 はじめに
 コンセプト
 募集要項,選抜方法
 実際のセミナー
 TRYセミナーのその後


Chapter 2 腹腔鏡の必要性[古俣 大]
 良性疾患への腹腔鏡手術
 腹腔鏡手術はサブスペシャリティ?
 腹腔鏡手術習得への難関
 腹腔鏡手術は「すっぱいブドウ」!?
 腹腔鏡手術習得への「扉」
 扉は必ず開かれる
 自分自身で扉に鍵を掛ける!?
 未来の立ち位置は?


Chapter 3 環境整備[堀澤 信]
 ドライボックストレーニングに必要な機材

Column J-ボックス,おかげさまで売れています!
     出会いが変えた腹腔鏡人生


Chapter 4 ドライボックストレーニングの基本
1ドライボックストレーニングの必要性[竹中 慎]
 ドライボックスでのトレーニングが
 上手いと手術は上手いのか
 「 」のトレーニングの重要性
 高額なシミュレーターを使う前に
 シミュレーション教育のメリット
 ドライボックストレーニングで身に付くもの
 ドライボックストレーニングを続けるための工夫

Column 学会賞(動画部門)の受賞を目指そう!

2 結紮・外科結紮[砂田真澄]
 「Cループ法」を発展させた「Pループ法」
 鉗子操作の基本要素
 Pループ法を用いた結紮方法
 オーバーラップとアンダーラップ,どちらを選択するか
 糸を牽引する方向について
 第二結紮に関して
 第二結紮の方法
 第二結紮で緩みのない結紮を行うために
 外科結紮

3 持針・ダンシングニードル[羽田智則]
 基本5ステップ
 応用編
 片手での持針

Column 鉗子先端の回転
     トロッカー配置の呼称

4 スリップノット[羽田智則]
 スリップノットとは
 スリップノットの理論
 婦人科手術でのスリップノット
 スリップノットでの注意点
 ワンハンド・スリップノット
 ワンハンド・スリップノットのコツ
 内無双
 内無双のコツ
 連続スリップノット

Column スリップノットという名称

5 パラレル法[堀澤 信]
 パラレル法による腹腔鏡手術
 パラレル法での結紮法
 パラレル法での持針法


Chapter 5 実際のトレーニングメソッド
1 初級:十字トレーニング[今井 賢]
 十字トレーニングの目的と意義
 十字トレーニングの実際

Column 技術の向上で変わるもの・変わらないもの
     アイデア工場

2 初級:3回結紮のタイムトライアル[竹中 慎]
 3回タイムトライアルによって得られるもの
 高い頻度でタイムトライアルを行い自己評価しよう
 週1回,同僚で集まってタイムトライアルを行おう
 効率のよいトレーニングをするためにコツを知ろう
 持針のコツ
 ループ作成のコツ
 糸の巻き付けのコツ
 結紮のコツ
 切断のコツ
 タイムトライアルの後は反省的観察を行おう

3 中級:マットレス縫合[平石 光 小野健太郎]
 練習準備
 練習方法
 手技のポイント

Column ドライボックスと旅した半年[小野健太郎]
      3Dパッドの呼び方[平石 光]

4 中級:腟断端縫合モデル[近澤研郎 伊東孝晃 今井 賢]
 腟断端の縫合の難しい点

Column 手術指導の難しさ,教育の難しさ[近澤研郎]

5 中級:筋腫核出術縫合モデル[黒田 浩]
 総論
 各論

Column TLHにおける基靭帯血管スリップノット縫合トレーニング
     直接視下でのドライボックストレーニングと深い運針操作
    LM縫合トレーニングモデル考案とドライボックストレーニング

6 中級〜上級:囊腫摘出モデル[出浦伊万里]
 OVCモデルの作成
 セッティング
 Cystectomyの実際

7 上級:さらに上を目指すために[棚瀬康仁]
 何のためにトレーニングするか?どこまでやるか?
 何をするのがよいか?
 どれくらいするのがよいか?
 よもやま話

8 ラパロハイボリュームセンターでの研修〜一人前の婦人科腹腔鏡手術医を目指して〜[高野みずき]
 模倣する題材の質と手技の理解
 実践に即した練習
 経験手術数
 倉敷成人病センターでの手術トレーニングの実際
 倉敷セミナー,学会発表


Chapter 6 TLHにおける解剖の理解と尿管損傷防止のために必要な手術手技[近澤研郎]
 解剖理解の必要性
 子宮周辺の尿管の局所解剖
 通常行われる尿管へのアプローチ法,それぞれのメリット・デメリット
 当科での尿管同定法(前方側方アプローチ)
 その他,手術のキーポイント

Column 部分執刀から先発完投執刀へつなげる手術教育


Chapter 7 手術動画を見る〜手術動画を見て,言語化することの重要性〜[松浦基樹]
 言語化の実際
 言語化のステップ
 なぜ言語化が重要なのか

Column 「言語化」での学習の重要性


Chapter 8 エネルギーデバイスを安全に使用する[玉手雅人]
 Step 1:電気メスの原理を知ろう
 Step 2:電気メスの臨床効果を知ろう
 Step 3:バイポーラー・超音波装置を学ぼう
 Step 4:有害事象のパターンを知ろう
 Step 5:ESU/Deviceの選択にTRYしよう
 Step 6:有害事象の回避をGETSしよう

Column こんな場面どうしますか? 緊急手術への対応と理論
     FUSEとの出会いによって電気メスの自由と制約に気が付いた


Chapter 9 手術の心構え〜手術にあたり行うべきこと(術者になるためには)〜[林 茂徳]
 腹腔鏡手術の術者になるためには
 ある程度行うと必ず訪れること─合併症
 術者として筆者が意識していること

Column 上手な手術とは?
     助手力とは


Chapter 10 e-learning
1 学びにおけるe-learningの重要性[磯部真倫]
 e-learningを使った学習,教育の実例

2 Facebookを使ったトレーニング[磯部真倫 土田奈々枝]
 Facebookを用いたトレーニングの
 実例

Column Facebookを用いた遠隔指導を受けての振り返り[土田奈々枝]

3 LINEを使った遠隔トレーニング[堀澤 信]
 指導方法の実際
 遠隔指導の成果
 遠隔指導の課題

Column 腹腔鏡修練はどこにいても可能だった〜遠隔指導と習慣化の力〜[武内詩織]

4 OSVD(Online Surgical Video Discussion)[山本さやか 堀澤 信]
 OSVD誕生の背景
 OSVDのコンセプト
 OSVDの実際
 倫理的問題への配慮
 OSVDの展望

Column クラウドファンディング体験記[山本さやか]

索引